疾風に勁草を知る、ということわざがある。
困難や試練に遭遇してはじめて、その人の意志や節操の堅固さがわかるというたとえ。
強い風が吹いてはじめて、風にも負けぬ強い草を見分けることが出来る。
岸田首相は未だに「アベノミクス」の呪縛から抜け出せないようだ。
岸田首相の支持率は統一教会問題や国葬問題で大幅にダウンしている。
しかしその底流に、物価高に対して何も対策を打てない岸田政権の無策への怒りがある。
今の物価高騰の主要因は「円安」である。
石油価格は一時に比べ落ち着いてきているからだ。
この円安を円高にするためには「異次元金融緩和」の修正が絶対に必要だ。
具体的には長期金利を少々上げるだけでマーケットに対するインパクトはかなりある。
相変わらず補正予算30兆円規模とか言っているが、小手先の技をいくら打ってもだめだ。
堂々の押し相撲で「アベノミクス」終息宣言をすべきだ。
日本経済が長きにわたって低迷しているのは、円安が古い産業を温存し技術開発を妨げているからだ。
企業は円安で努力しなくても利益が出る。技術開発や産業構造の転換をサボルことになる。
物の興廃は必ず人に由る
生き方・働き方によって物事の盛衰が支配される