行雲流水の如くに

「良樹細根」の生き方に徹するーー危険な兆候の株式市場

株式市場に変調が現れてきた。

連日大幅続落というのは、ある種の「警戒警報」と受け止めるべきだろう。

バブルは破裂するまで誰も気が付かない。

 

ソフトバンクグループが国内企業で空前の利益を記録した。

2021年3月期4.9兆円の利益を叩きだし日本企業の歴代最高。

しかし今日の株価は逆に下がっている。

「月満つればすなわち欠ける、もの盛んなればすなわち衰う」

 

掃除・清掃が行き届いている会社の経営は概して上手くいっている。

経営者の眼が細部にまで行き届いているからだ。

「良樹細根」の経営と言っても良い。

(細やかでしっかりした根が張っている木は枝葉も良く茂っている。)

私は、ソフトバンクグループが投資業務主体で過去最高の利益をだしたことをあまり評価しない。

ソニーやトヨタが、コツコツと「細根」を重視した経営を行っているほうに軍配を上げたい。

 

已むを得ざるに薄(せま)りて、しかる後にこれを外に発するものは花なり。   言志録

(やむにやまれなくなって、つぼみを破って咲きだすのが花である)

最近は、政治も経済もやたら横文字を使いたがる。

AI(人工知能)だとかデジタルだとか、しかし何か上滑りの感じがしてならない。

根を横に張るようなことばかり考えている。

大樹深根であるべきだ。強風が吹いても倒れない。


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コメント一覧

megii123
knsw0805さん
ご賛同ありがとうございます。
knsw0805
文章の一つ、一つに「然り」「意義なし」と呟いています。
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