百田尚樹という作家の本は、少し肌合いが違うので一冊も読んでいなかった。
しかしユーチュブなどで、ロシアのウクライナ侵攻に関し百田、橋下論争が話題になった。
そこで「橋下徹の研究」と言う本を読んでみた。
橋下発言を丁寧に拾い上げて論評を加えるやり方は冷静で論理的だ。
私の感想としては、8対2で百田の勝だ。
本来二人とも「アベ友つながり」で仲が良かった。
しかし安倍晋三亡き後、明らかに分裂が始まっている。
橋下徹は安倍晋三を取り巻くネトウヨ層とは一線を画しており、思想信条は新自由主義のリベラルであろう。
ツイッターのフォロー者数は270万人をかぞえ国内最多。
ただこの数に疑問を呈する人もいる。
「いいね」の数が極端に少ないからだ。
そうはいっても明らかにおかしい言説を振りまき、あちこちのテレビに出て少し?のコメントを垂れ流すのは問題だ。
百田尚樹を少し見直した。
「大阪のオッサン風のしゃべり」はそれなりに面白いし、論理的にあまり矛盾を感じさせない。
IQは橋下徹の方が高そうだが、EQ(心の知能指数)は百田の方に軍配を上げたい。
橋下の議論の仕方は、
勝つためだったら「嘘を平気で言うし、ばれても恥じない」
この辺は安倍晋三譲りか。