防戦一方だったウクライナが、虚を突くようにロシア領に侵攻した。
これはウクライナにとって大きな賭けである。
当面は無人の地を行くように領土拡大が図られるが、戦線の拡大は補給路が伸びてリスクも伴う。
ロシアは、広大な領土を有しているから、戦略的に相手の軍をロシア領内に引き入れて戦線が伸び切ったところで叩くのが可能だ。
過去にナポレオンがその手に乗って壊滅している。
今回の作戦は、アメリカやイギリスと綿密に打ち合わせた上でなされているのではないか?
そんな気がしてならない。
英米のようなアングロサクソンは狩猟民族である。
彼らは狩猟に猟犬を使う。
ウクライナが英米の猟犬扱いされているとしたら大変気の毒なことだ。
一方翻って台湾海峡を考えてみよう。
いきなり中国が台湾侵攻を始めるとは思わない。
台湾が独立を宣言した時は、実力行使するだろうが、台湾がそんなリスクを犯すとも思えない。
米国も中国も台湾問題で直接戦う気はない。
あるとすれば台湾と日本が猟犬になって中国と戦うケースだろう。
岸田政権はバイデンにかなり飼いならされてきた。
どうも日本国首相としてのプライドが無い。
後継の総裁が、日本国の在り方に何の定見も無く唯々諾々と米国に従う人物では困る。
9月に行われる自民党と立憲民主党のトップを決める選挙は注意深く見守る必要がある。
それにしてもマスコミの能天気な報道の仕方はどうしたものか。
もっと掘り下げた人物評価が必要なのだ。