自民党も立憲民主党も総裁や代表は民主的な選挙で選ばれる。
ところが公明党と共産党は選挙は行われず、いつの間にか次の代表が決まっている。
いったい、誰が決めているのだろう?と不思議に思うのだが。
規律が行き届いていると言えばそうだが、どうも釈然としない。
公明党は「平和の党」というのを売りにしているが、自民党の歯止めにはなっていない。
作家の佐藤優氏によれば、「公明党のポイントは、常に与党であることです」
確かにこの言葉で自民党から離れない公明党の行動が良くわかる。
逆に自民党が与党から転落すればすぐ離れるということだ。
これはスポンサーの「創価学会」という宗教団体が持っている基本方針なのであろう。
共産党も与党にはなりたいのだろうが、自分たちの限界を十分理解していないようだ。
弱い者に光を当て、自民党の闇を暴く力は優れている。
それだけに金科玉条の如く綱領を変えない姿勢は解せない。
特に問題の部分は、
①段階を踏むのだろうが自衛隊の解消を主張
②これも段階を踏んで天皇制のない民主共和制の実現を図る
自衛隊と天皇制は国民の大部分が支持している部分だ。
この部分を認めて社会民主主義的な政党に脱皮しないと先細りに陥るだろう。