数か月前から、携帯(らくらくフォン)に、
「この機種は故障したらもう使えません」、というメールが入る。
もう6年ほど前に購入したものだから、やむを得ないのだろう。
そこで、いわゆるスマホに買い替えたのだが、データーの移行は料金を払ってやってもらうことにした。
かっての日本は「サービスには金を払わない」文化だった。
しかし、今やこちらは年を取るし、相手の機械は高度化していてとても手に負えない。
結局サービス料を払うほうが楽だということに気が付いた。
しかも「シニア割引」つきだ。
新しいスマホは、格段に容量が増えて操作スピードが速くなった。
高齢者用の「らくらくフォン」のレベルはもう卒業してよいのだろう。
年を取ると「気が長くなる」というのは嘘だ。
「気が短くなる」というのが正解。
要するに待てないのだ。それで「暴走老人」が出現する。
残念なことはスマホの日本メーカーはほぼ全滅状態だ。
30年間給料の上がらない国にした責任は政治家(自民・公明の議員たち)が負うべきだ。
しかし円安や政府の補助に安住して進化を怠った経営者の責任も大きい。
今日本が対峙しているのは「ここでやるべきことを断行しなければ、国はもはや衰退するしかなくなる」というリアルな危機感。
経済同友会著「危機感なき茹でガエル日本」