安芸高田市長だった石丸伸二という男が徒手空拳で東京都知事に挑戦するというドラマ。
東京都民はその筋立てに熱中したようだ。
しかし、良く仕組まれた脚本に沿って石丸伸二が演技したと取れなくもないのだ。
まず不可解なのは、
自民党都連所属の「TOKYOU自民党政経塾」の塾長の小田全宏氏が選挙対策本部長になっていることだ。
そして参謀役として選挙プランナーとして名をはせている藤川晋之助氏がついた。
彼が参謀になった選挙はことごとく勝っているという。(若干の負けはあるようだが)
問題は選挙資金だが、ドトールコーヒーの鳥羽弘道名誉会長がスポンサーになり5千万円ほど出した。(貸付金の名目で)
石丸伸二が主張している「東京一極集中是正」に賛同したからだという。
もっとも、地方にいるか全国政党の立場から唱えるのであればよいが、東京都知事が唱えるのは二律背反だろう。
暑い盛りの選挙というのは冷静な判断が狂うのであろうか?
石丸伸二が獲得した票は166万票。
2011年に東国原英夫が獲得した票が169万票だ。要するに無党派層の票だ。
蓮舫候補に流れるのを阻止するという作戦はまんまと成功したようだ。