主要6党の政治改革案が出そろったが自民党はまったくやる気なし。
自らの政党が招いた不祥事のはずだが、他人事のようだ。
この問題を根から断とうと思ったら次の3つがポイントだ。
①企業・団体献金の禁止②政策活動費の禁止③その他の政治団体の透明性確保
ところが自民党は、この3つについて見事に✖マークだ。(朝日新聞)
細川護熙政権で首相特別補佐官を務めた田中秀征氏の言葉が重たい。
「非常に重大な責任をね、有権者も担っているんです。そもそも政治にはカネがかかるという議論を許しちゃだめだ。そう思ったとたん、政治の腐敗への対抗力がなくなる」
田中は1955年に結成された自民党の系譜について、
戦争をしなかった人々を中心とした「自由党」の流れを「保守本流」、
公職追放を解除され政界に進出した人々が中心の「日本民主党」と定義づけている。
自由党は吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、宮澤喜一などの宏池会につながる。
日本民主党は鳩山一郎、岸信介、河野一郎などで清話会につながる。
岸田首相も宏池会につながる保守本流なのだが、もはやそんな意識はあるまい。
自民党は結成時の理念を喪失し、根腐れを起こしている。
内部から改革しようという若手の動きも無いから、ひこばえも発生しない。
後は朽ちて行くだけか。