行雲流水の如くに

縄文の森を考えるーーアイヌの挨拶のやさしさ

ぼちぼち「コロナ疲れ」が目に付いてきた。

感染症を克服するのは、最終的に公衆衛生に対する国民性が決め手になるだろう。

イタリアのおおらかさが仇となってヨーロッパの感染源になりつつある。

このおおらかさは嫌いではない。何とか頑張って克服して欲しいものである。

 

「こんにちは」はアイヌ語で「イランカラプテ」という。

イ(あなた)ラム(こころ)カラプ(触れる)テ(させる)

「あなたの心にそっと触れさせていただきます」

なんと優しい気持ちがあふれている言葉だろう。

 

オオウバユリ

ユリ科の多年草で7年に1度だけ花をつける。昨年がちょうど7年目だった。

アイヌの文化では代表的な保存食で、根からでんぷんを採る。

 

アイヌ人はおそらく縄文人の末裔であろう。

縄文人と弥生人が争うことなく共存できたのは、この国土が豊かであったため、多様性を受け入れるゆとりがあったからではなかろうか?

北海道の山は概して落葉樹が多い。冬は寂しいが春の悦びを樹々たちと一緒に味わえる。

しかし今年は雪が少ない。この地に移り住んでもう10年を超えるがこんな年は初めてである。

 

イタヤカエデ

この木が春先にかわいい花をつけることに気付く人はあまりいないようだ。

 

今年は雪解けが早く始まりそうだ。

あのチューリップの鮮やかさが待ち遠しい。


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