風雨強かるべし（15）いま幾度か 我が上に 試練の嵐 哮るとも

書き忘れたんで、補足させていただきますと、
小倉で買った駅弁「ふくめし」は旨かった！
新潟の「えび千両」にはわずかに劣るが、でも、うまかった。
下関のは食べたことがないので、比較のしようがないが、
あっちの駅弁もきっと旨いんだろう。
“鉄”の連中が競い合って買っていたから。
「ふくめし」はお薦めよ～ん。


さて、時は2月1日朝、寝台特急「富士」乗車記のクライマックス。
「富士」から見た富士の２回目です。
さあ、予告していた「もっと素晴らしい富士山」を存分にご堪能あれ！

あまりに素晴らしすぎて、
走る寝台特急の車内から撮影したように見えないところが、
この写真の最大の難点か。
屋外撮影したように見えてしま、う～～む、悩ましい問題である。

実はこの絶好の撮影ポイントは、
窓に小さく見える富士山にすら興奮状態の我々を見て、
車掌さんが教えて下さったのでした。

「7時55分頃に富士川橋梁を渡ります。
　そこからの富士山は素晴らしいですよ。
　特に今日は昨日の強風で空気が澄んでいますからね。
　あと5分ほどしたら北側の窓を見ていて下さいよ。」

と。予言通りの素晴らしい富士山を拝むことができました。
富士駅停車に備えて、減速しますし、橋梁自体がかなり長い。
かなりの時間、こんな富士を見ることができるんです。
太陽の向きも順光で申し分なし。


見よ東海の空あけて
旭日高く輝けば
天地の正気溌剌と
希望は躍る大八洲
おお晴朗の朝雲に
聳（そび）ゆる富士の姿こそ
金甌（きんおう）無欠揺るぎなき
わが日本の誇りなれ


今週に入って、『元禄世間咄風聞集』および『笑府』を一気に読破。
今日から『幕末百話』に突入している。