うれし涙を見るために・・・芽育学院

みんなの《うれし涙》を見るために・・学院長がソウルする!
 《うれし涙》こうして流す。
  《うれし涙》家族で流す。

再スタートのきっかけ

2011-03-26 16:43:12 | 講師から
はじめまして、市駅校のマキマキです。


今まで芽育で授業をさせて頂いてきた中で、さまざまな個性、性格をもった生徒のみなさんに出会ってきました。
何か悩みを抱えていて、勉強に集中できない状態で授業に参加してくる人もいます。

悩みは根本的な部分を解決しないと悩み続けたままだけれど、
勉強が伸び悩んでいる人、
勉強だけではなく、部活動、学校生活、家族、友人、恋愛、夕食の献立、自分は草食系男子かなぁと、何かに深~く悩んでいて、なんだかなぁ~ってな状態の生徒に、私は授業前の5分間を使い、

『心理的な話』

をして、生徒に何かを感じてもらい、

『スッキリ』

してもらい、再スタートしてもらう

『きっかけ』
 
になることを目的として話をします。

このブログでは、生徒がそんな状態の時にする

『心理的な話』

をさせて頂きます。

自身、大学の先生にこの話をしてもらい、
頭の柔軟性が大事、物事を多面的、多角的に捉えることが大事だと再確認させられました。

タイトルは『「キリン」の話です』

授業の様子を頭の中で思い浮かべて下さい。


まずホワイトボードに一目で分かる「キリン」と「冷蔵庫」の2つの絵を並べて描く。


『質問です』


『この冷蔵庫の中に、キリンを入れて下さい。深く考えないように。』

と言うと生徒は考え始めます。




是非ここで立ち止まってみなさんも考えてみてください!!
最低1つは答えを考えてから次の文を読み進めてほしいです。








答えとしてよく、




1.『スモールライトでキリンを小さくして冷蔵庫に入れる。』


2.『キリンを冷蔵庫に無理矢理押し込む。』

この2つの答えがよく出ます。


ある生徒は、


『キリンビールを入れます。』

と座布団一枚な答えをしてくれたり、


『じゃがりこを冷やす』


(もはやキリンは全く関係ありません)

と私にとって大好物な答えをくれます。これだけでご飯12杯くらいは食べられます。


考えて考えて答えを導き出そうとする姿が見られたところで、

『正解は…』



『冷蔵庫のふたを開ける~、キリンを冷蔵庫に入れる~、冷蔵庫のふたを閉める~、です☆』


『………』



『なんや~!!』
 
『難しく考え過ぎた~』

『単純や~』

『悔しい~』
 
『めっちゃ考えたのに~』

といった言葉が返ってきます。
よくでる2つの答えは、キリンが冷蔵庫よりも大きいという概念から表れたものです。

しかしその『先入観』(ここではキリンが冷蔵庫よりも大きいという先入観)が問いに対しての答えを複雑にしてしまいました。


先入観は時には物事を必要以上に難しく捉え、複雑にしてしまい、頭の中で混乱を招いてしまう。
時には本質をつかむためにそんな頭をスッキリさせて、シンプルに考える必要がある。



『深く考えることも必要だけど、簡単に考えれば答えはすぐ近くに存在していることがあるよ。』



『しかしさっきの答えを真剣に導き出そうとする姿、良かったで~』
と言いながら、


話の最後には皆、

『笑顔の状態』

でいることが多いです。


このキリンの話がその場で、何であれ自分の現時点での心理状態と上手く噛み合った時に、『笑顔』になる。これがこの話をする目的です。
また、その場で感じるものがなくてもその後の生活の中で何かとリンクさせ、活かすことができればと思います。

この話は、回数を重ねていく度に磨かれていきました。
最初の内はただのおもしろい話というだけで終わっていたと思います。

90点、100点採るのは私、僕には無理や。

これは無理やという先入観。

むりむりはやめて、ぼちぼち頑張ろう。


結果がすぐにほしいかもしれないけど、
結果の前の過程に一生懸命になる!
賞状の出ないところで頑張る!
ひた向きな、諦めない姿勢にチャンスはこんにちはしてくれます。

チャンスが来ても掴み損ねることもありますが、もう一度立ち上がりチャレンジしてほしいと思います!


『No Pain, No Gain』です。



最後に。

私事ですが、この3月で芽育での講師生活は最後になります。

芽育での日々を通して一番に思うのは、良い出会いがあったこと。
他校舎の先生方と接する機会は殆どありませんでしたが、市駅校の講師のみんな、生徒のみんな、中西先生と出会えたことが一番大きなこととして挙げられます。
出会った人たちに色んなことを教わりました。思い出ができました。


ほんとうにありがとうございました。

4月から『新たなスタート』をきります。

みなさん、それぞれの目標に向かってお互いがんばりましょう!!
コメント
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