あの地震から2週間が経過した。
社会は少しは落ち着きが取り戻せたとはいうものの、毎日のニュースで多くの新たな事実が流されるのを聞いたり見たりしている中で、未だに自分自身は落ち着かない日々を送っている。
(被災者の方には心からお見舞い申し上げます。でもこんな風に自分自身が落ち着かなということは決して許されない。被災者の多くの方には本当に申し訳ない、そんなことでどうするのかと御叱りを受けるのは覚悟)
今の日本をどう考えたらいのか?
何故こうなったのか?
そんな事を考えている時に今回の未曾有の災害。
ダブルパンチとなって、もうノックアウト寸前。
あの地震の時はたまたま前日から東京にいて、直接にすさまじい揺れの地震を経験し(怖かった)、その日の内から食料が、そして翌日あたりからはお米が無くなり、ガソリンが不足という経験をして、まさに後ろ髪をひかれる思いで北京に戻ったが故に、何か罪の意識さえ感じる。そこに何も出来ない自分が情けない、これは苦痛。
こんな時に、まず何をすべきなのだろう。金銭的な助けは出来ないし、それでは何を?
このところ、いつも今何が出来るのか、どうしたらいいのかとそんなことばかり考えている。
そんなことでは前進は出来ないと頭の中ではわかっていても、でもどうすればいいのか?
今できることからすればいいんだよ、なんて簡単に言う人もいるが、それが出来ない。
でも、やはりここで協力して、この日本を救うこと、被災者の方々が再起できるお手伝いをすることを身近な事から見つけるべきなんだろう。
様々な困難を前にして、その巨大さに茫然自失となるが、でもこの試練を乗り越えられないものはない、と自分自身に言い聞かせ前進するのみ。
北京では人々は何事も無いように日々の生活を送っている。
あの時に東京にいたからこそ、今考える自分がいる。
身近で出来ることを少しずつ行っていこう。