中国ではいよいよお正月です。(今年は1月23日が年始)
この数日、国内では民族大移動のピークです。
この大移動、想像以上のものです。
あるところでは、普通は寝台列車であるにもかかわらず少しで多くの乗客を乗せるために寝台の販売はやめてすべて座席販売のみとか。それでもあふれた人々は床はもちろんトイレにも、どこもかしこも「ひと」「ひと」で一杯な状態、そんな状況で遠くに帰京する場合は40数時間もの間列車に揺られるとか。
トイレに行くのも大変で人の波をかき分けかき分け、そんな中、ここでは紙おむつも貴重な品物らしいという事を聞いたことがある。
でも、何故こんなにして?
それは多くの地方の人々、それも多くは中国の奥地の人々が沿海部の豊かな都市に出稼ぎに来て、この春節、お正月は大きなお土産を持って両親のもとに帰るということである。親孝行の伝統が多く残っている中国です。
やはり儒教の国、こんなところにあるのですね。
日本の帰省の更に何十倍もの大きさの民族大移動である。
(でもこの帰省は沿岸部、大都市の企業にとっては大きな影響を及ぼすが、これについてはまた別の機会に)
さて、ここ北京でもこの1週間は大きな荷物を持った人々が電車、バスを利用して移動しているのを多く見かけました。
おそらく、北京駅、西駅、南駅、そして北駅、さらには空港も移動、および海外旅行に行く人々で大変な人だと想像されます。
昨年は北京駅に出かけましたがその人の多さに仰天した思い出があります。
そしてその状況を監視?する公安の多さにもびっくり!マシンガンを抱えてる兵士もいました。
偶然に見かけた光景、一人の若者に声をかけるというか職務質問している屈強な兵士、公安には何だか恐怖を覚えました。
ところでこの民族移動が、こんな現象をもたらしているとの最近のニュース:
故郷の両親から「早く恋人か婚約者を連れてきて」と迫られる都会暮らしの20代後半から30代の独身の男女が、苦し紛れにネットで「臨時の恋人」「臨時の婚約者」を調達する傾向もあるとか?
22日(大晦日)から始まる春節の期間に、ある男性は婚約者役の女性を連れ、交通費や食費、宿泊費を全額負担し内陸部の実家に帰省する予定?全ては「両親を安心させるため??」
中国人の習慣では、結婚しない子供や、孫を産まない子供は「親不孝もの」と両親から強くなじられるとのことも要因らしい。
ところでその内容:
中国最大のネット通販サイト「淘宝網」でいま人気のレンタルサービス
キスは1回10元(約120円)よ。でも軽くね。買い物の付き合いは1時間15元。食事なら1時間8元でいいけど、代金はもちろんあなた持ち。手をつないだら1回3元。肩を抱くのは1回5元で