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北京での日々は??

北京のお正月 元宵節

2012-02-06 11:20:50 | Weblog
今日は元宵節(げんしょうせつ)

この言葉に初めて出会ったのは、10年以上前、確か1999年か2000年だったような、
長崎に赴任していた当時、市内のある小さな中国寺でその謂れに触れ、その時近所の方々が元宵団子をふるまってくれた。
その時のほんのり甘さが残る味が忘れられない。
新年になって初めての満月の夜にその団子を食べながらお祝いするとか。もちろん無病息災も含めての事だと思うが、その時のお話はすっかり忘れてしまった。ただその団子は満月にちなんでおり、丸いなべでその団子をゆでる訳だがまるで天空に満月があるような気分になった。

ここからは引用:
「元宵節の由来は漢代にまでさかのぼることができる。漢朝の実権を掌握した呂后が崩御すると国内では諸呂の乱が発生、これを平定した陳平等により劉桓が皇帝に推戴された。反乱平定を達成したのが正月15日であったことより、以降皇帝は毎年この日に宮殿を出て民衆と共に祝賀したことに由来する。この日を文帝により元宵節或いは元夜、元夕と命名された。」

「元宵節には湯円を食べる習慣がある。湯円はもち米を原料とした団子であり、中には様々な具が入れられる。甘いものとしては砂糖、胡桃、ゴマ、小豆餡、氷砂糖などが、塩辛いものとしては肉や野菜で作られた具が入れられる。」

あれは元宵団子ではなく「湯円」なんですね。

「熱湯の入れられた鍋で茹でる際、湯の中で団子が踊る姿を天に輝く満月に見立てた。そして家庭が団円(円満の意味)と音が似ている「湯円」という漢字が使用され、宋代の周必大も『元宵煮浮円子」という詩の中で「今夕是何夕、団円事事同」と表現し、現在でも台湾では「吃了湯円好団円」という民謡が広く知られている。

元宵節に湯円を食べる由来は唐代に元宵節に食べられていた麺蚕にさかのぼることができる。宋代になると乳糖円子と称されるようになりこれが湯円の前身であると考えられる。宋代の詩人周必大による『元宵煮浮円子』という漢詩の中に「星爛烏雲里、珠浮濁水中」という一文があり、現在の湯円に近い形態であったと想像される。

明代になると元宵の名称で呼ばれることが多くなる。劉若愚の『酌中志』にその製法が記載[4]されている。また清代になると八宝元宵と称される湯円が美食として知られるようになり、元宵節に欠かせない料理として定着していくこととなった。」

こんなことを思いながら、今夕の団子を思い浮かべている。


「賀春」 少し気になって

2012-02-05 22:08:44 | Weblog
文芸春秋 新年特別号に「著名人36人 年賀状に書き添えたい一言」というのがあります。

その中に、「ドナルド・キーン氏(日本文学研究者)」の言葉があり、その中で彼が、なんとなくオカシく感じる言葉ならあります。それは「賀春」です。、、、これはもともと造語なんでしょうか?、、、、、、
というくだりがありますが,,,,,,

ここを読んだ時、「え?」という違和感が!!
これって私の感覚では、きちんとした日本語、造語でも何でもなくきちんとした日本語、との思いが。

何故って、「賀」とは喜ぶ意、「春」は春節の春の意味。

これで十分では?

この文章を読んでとても悔しく思ったのは私だけでしょうか?

有機農場見学

2012-02-05 16:46:49 | Weblog
北京は未だお正月です。と云っても明日の元宵節を迎えるとそれも終わりかな?
今夜あたりはまた花火と爆竹??
でもこれに費やすお金は凄いものです。
やはりお金持ちのお国柄なんでしょうね?

さて、そんなお正月気分の中、先週は北京郊外の有機農場見学に行ってきました。
北京市内から北東へ4,50キロの場所。

周りにないもさえぎるものがないところなので、冷たい空気、そこを吹き抜ける風は年寄りの身体には相当にきついですね。

何で、有機農場?
まぁ、いずこに行ってもにせものが多いこの国ではスーパーの有機野菜にもニセモノ?があるとのことを聞いたことがあります。
北京に来て以来、このような話を聞くもので、野菜を食べるのもついつい気になっていたのです。
とにかく、毎日口に入れているもの、まぁ、身体に取り入れているものなのですから。

そんな時に、偶然にお会いした方の会社が有機農場を経営しているとの事で、寒い中、無理をお願いして見学させて頂きました。
(曹さん、ありがとうございました)

「有機農庄」と云うのが企業名です。
北京郊外にある中国有機野菜認定農場であるこの農場は、国内有機農産物を作り、それらの栽培から販売に至るまで管理しているとのことです。
『有機農庄』ブランドで販売しているとの事。
国内にもあちこちに(全国10余りの省や市)農場があるとのこと。

ここでは、約13ヘクタールの敷地内に数多くのハウス(ビニールハウス)があり、先ずは土壌そのものを有機化(堆肥)するために3年間は耕作をしないとのこと。

敷地には廃棄された野菜の山があり、これは廃棄野菜で作る堆肥の前段階との事、まぁ、夏は腐敗臭でかなり臭いでしょうね。
(厳冬の時期の見学は正解でした)

でもこんなふうに基本に忠実に農業をやることはとても大事な事ですよね。
確かに、農薬を使うと労働は楽になりますが、その分だけ人間の身体にはそれらの有害なものが蓄積される訳です。
(続く)

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北京は未だお正月??

2012-02-05 15:38:26 | Weblog
北京は未だ正月気分?そして明日は元宵節。この元宵節までがお正月だとのこと?
そんなことをある華僑に聞いたことがある。
でも事実この地にいると、まさにその通り。
でも皆さんはやはり元宵だんごを食べるのかな?

10数年前に長崎の素朴なお寺でいただいた元宵団子は美味しかった!!!