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1/23 博幸という夏子の恋人 第11 話 考えてみると博は
日中は私は一人でいることが多かった。
博は私を呼び寄せ、会社の退職させたから働く必要があった。
私には何かひっかかっていた。
それが何かわからなかった。
私はお天気のいい午後、昼寝をしていた。
何かに追われていた。
夢ではなかった。
つかまったら、・・・・どうなるかわからなかったけど
逃げた。 逃げて、逃げなくては
そうして追い詰められた。
誰かが来る、接近してくる。
でも見えない、誰だかわからない。
そいつが私の肩をつかんだ。
なつこ なつこ
博だった。
博は何度電話しても出ないから心配になって来たんだと言った。
私はやっと息ができて、博っと言うと涙が出てきた。
博はギュっと私を抱きしめてくれた。
私が落ち着くまで抱きしめてくれていた。
30分ほどで博は会社に戻った。
そして私は気になっていた一つがわかった。
あの日、裸で廊下に立たされた。
博は僕が一緒に謝るからと浩司に前に連れて行った。
ひざまづかされ、ごめんなさいを言わされ、
それから浩司がタバコの火を私の乳首に押し付けた。
あの時、博につかまれ、私は浩司の前にさらされた。
浩司が乳首にタバコの火をつけたとき
博は私をかばうことはしなかった。
それで両方の乳首にタバコの火を押し付けられた。
博は私をかばうことができたはず。
あの時も、パーティから帰った日。
なんで浩司は家にいたの?
博は浩司に私が他の男とコイットをして頂点に達したことを
話した!?
博が浩司を呼んでいたの?
博に叱られたあと、浩司にもムチされた。
それから次々とおかしな、納得のいかない出来事が思い浮かんだ。
博が浩司にムチを頼んでいた?
それは博が思うほど私にムチがふるえないから
浩司に頼んでいた?
博は浩司が怖くて言いたいことが言えない?
ふと気がつくと辺りは薄暗くなっていた。
戸口に誰かいた。
すぐ気がつかなかった。
気がついたときそれは浩司だった。
私は悲鳴をあげた。
彼は私だ、私だと言ったらしい。
でも私は黙らなかった。
気がついたとき、私の前に博がいた。
博の向こうに鉄格子が見えた。
博が浩司がここに連れてきてくれたんだと言うのが聞こえた。
ここは病院だよ
夏っちゃんはしばらくここに居て病気を治そう。
そして私は眠ってしまった。
一週間ほど私は眠ったらしい。
それから孤独の日々が始まった。
博は来なかった。
母も姉も兄も誰も来なかった。
医者と称する人が私はまだ人に会える状態ではないと言った。
まだ人に危害を加える可能性がある・・・・のだそう。
私はよく眠った。
なんの記憶もなくて誰かが側に来たとき、今何時と聞いて
それから何曜日って聞いてから何月って聞いたらしい。
3月って聞こえた。
ふすまが開いた。
ふすまの開く音がしたと言ったほうがいいかも。
白い服の人がいた。
白い服の人は服を脱いでいた。
そして私の胸の中に手を入れ、
あなたの野蛮なところを治療しないとね
と言った。
何かをくわえさせられた。
それから手が胸から下へおりていき股の間に入った。
指が器用に私を触っていた。
医者が、医者だと思った。
私を治療するって言ったから。
医者は私の胸の上に顔を伏せて、乳房を口でモミモミしながら
乳首に近づき、乳首を吸いだした。
それから完全に私の体の上になり、
乳首を舌にからませて吸い続けた。
私の陰部の間で生ぬるいヌルヌルしたものが押し付けられて
それからヌルヌルしたものが突き上げてきた。
私はうめいたけど声が出ない、
おとなしくしていなさいと耳もとで声。
どこかで聞いたような声。
私の両ひざが開かれ、男が上で動いている。
それから男はうめき、私の上に体重をかけてきた。
気がつくと看護婦?がいた。
私は点滴がされて、ご飯を食べられないからと言われた。
ご飯、しばらく食べていないような気がした。
でも空腹でもなかった。
部屋は薄暗かった。
灯り? がついている?
白い上着の人がいた。
治療の時間だと言った。
そしてその医者は私の上に覆いかぶさり、両手で乳房をもんで
親指で乳首をしごいた。
片手が私の陰部に入り、指が私の膣に入った。
乳房をつかんで、乳首をしぼった。
濡れてきたという声が聞こえた。
それからお腹がいっぱいに広がり、体に振動を感じた。
体は医者にガッチリつかまれていた。
男のリズムで私の体がゆすられた。
毎晩医者が来た。
同じ人か実のところわからない。
それがどのくらい続いたのか私にはわからない。
ある日、突然、退院だと言われて
博が迎えにきた。
帰宅した。
博のマンションだ。
博が一番にやったことは私の体のチェックだった。
全体を見てから両足を広げ股の間を丹念にチェックした。
ひっくり返され、お尻の穴もチェックされた。
乳房、乳首もしっかり握られ、指でもまれ、私の反応を見ていた。
それから両手で私の顔を挟み、お帰りと言った。
スマホがお腹の辺りに向けられた。
私が見ているとここにQRコードが埋まられていると言った。
そして夏っちゃんの行動が読めるのよと言った。
そこはお腹の一番脂肪の厚いところで、そこに何かが埋め込まれたらしい。
小さい傷があった。
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1/23 博幸という夏子の恋人 第12話 記憶をたどって
太陽が当たっていて、マンション下の街路樹が緑の葉が茂っていた。
でも暑いってほどではなかった。
博に忙しいから実家に帰ってもいいと言われた。
荷物をまとめておいて、明日の朝連れていくよと言った。
私は何も考えずに博の言う通りに荷物をまとめた。
そして自分の家に帰った。
家族は喜んでくれた。
姉から聞いたところによると
どうも私は博と外国にいたことになっているようだった。
様子がわからないので否定も肯定もしなかった。
私は自分の部屋に入るとカーテンを開け、外を見た。
庭は緑でいっぱいで、母の世話をする花々が色とりどりに咲いていた。
私は引出しをあけ、文房具を入れていた引出しから
未使用のノートを見つけ出した。
体がいろんなことを覚えていて、なんの苦もなく留守にしていた
部屋を使えた。
それから日時は特に気にしないで、思い出せることを書き始めた。
私は5年も家を出ていたのだ。
そして私の今の年は27歳だった。
茶の間にかかっていたカレンダーを見て数えた。
それからすごく重要なことを思いだした。
私には子供が二人いた。
名前も知らないし、今どこにいるのかもわからない。
戸籍上は私は未婚で母でもなかった。
私になんの義務もないので目下は追究しないことにした。
私は同じ作業をしないで、1時間か2時間でやることをかえた。
荷物を整理していて、私の大きな手帳というか日記帳がない。
バッテリーの切れた携帯はあった。
洗濯してある衣類をもとに戻し、旅行カバンは空になったのに
日記帳だけが出てこないのだ。
日記帳を最後に使ったのは? 考えた。
そして入院前だと思い出した。
あの病院のこともわからない。
夕方、春兄ィが帰ってきた。
私の帰宅を聞いて私の部屋に駆けつけてくれた。
そして夏子と言って私を抱きしめてくれた。
外国にいるって聞いたからサ、手紙もしないでゴメン。
元気でやっていたか?
と私の顔をマジマジと見た。
兄は某大学の法科をでて、父の法律事務所で働いていた。
どこにいたんだいと聞いてきた。
さあ、どう答えよう?
実は熱病を発して長い期間病院にいたのでとはぐらかすには
下手な嘘で切りだした。
でも春兄ィはその嘘を受け入れた。
外国で病院生活かい? そりゃ大変だったね。
博幸さんはどういう仕事をしているの?
博の名前を聞き、私は動揺して、こらえきれずに
嗚咽が出てしまった。
やっぱりそうか。 何かあると思っていたんだ。
親父も心配している。
すぐにとは言わない。話してくれるね、家族だから全力で助ける。
私は疲れたのを口実に部屋にこもった。
末っ子だったし、帰ったばかりだし家族はチヤホヤしてくれた。
それより私の日記をどう見つけよう。
退院してから日記は書いたかしら?
病院では書かなかった。
もし入院中に博が見つけたら、どうするだろう?
博の家に探しに行こうと思った。
だけど、博の車で移動してどこに家があるのかわからなかった。
電話しようと思って携帯を見たけどバッテリー切れだった。
充電してからもう一度試みたけど
契約切れだった。
それを先に思い出すべきだった。
博の家に居る間、世間・社会と完全に断絶していた。
そもそも博がどこの会社にいるのかさえわからなかった。
2日ほど経って博から電話があって昔、博に連れられて行った
喫茶店に呼び出された。
町を歩くのは久しぶりで私はやっとの思いであの喫茶店に着いた。
店主のおじさんはじっと私を見て、
ずいぶんご無沙汰だったねとニコニコ笑って迎えてくれた。
それからエーっと名前なんだったと聞いてきた。
夏子ですと私は答えた。
おじさんと話していることろに博がついた。
いつもの席にとおじさんが言い出したら
博はここでいいですと出口に近い席を撮って
ホット2つと注文した。
そして私に忙しいといったろとかなり怒って言った。
この電話、君のしかない。
こちらから電話するって言ったじゃない。
すいません、急いでいたので。と私は言い訳した。
あの日記帳っと切り出すと、そんなものは残ってなかった。
私は博の顔も見られなかった。
もう電話しないでね と博はいい、コーヒーを一口飲むと行ってしまった。
テーブルには千円札が1枚あった。
おじさんは虫のいどころが悪かったんだよ
電話してくるってと私を慰めてくれた。
おかしなことが起こりだしたのはそれから数日経ってからだった。
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