2/29 同じ労働に同じ賃金ができなかった日本の事情
年功序列がそういう防御も持っていたなんて知らなかった。
でもどこの企業も年功序列はその企業にそれほど益をもたらせないことを気がつきつつある。
今、年功序列のどこかで線を引き、同じ労働、同じ賃金を適用するのは可能だと思う。
その線引きは会社内の事情にもよるだろうけど、
入社15-18年未満はもう年功序列にしないとか。
あくまで一例。
それに最近は途中採用の人も多いから、
必ずしも年功序列はその人にありがたい制度ではないかもしれない。
どこに線引きするかは会社次第だ。
企業にとってもパッとしない社員が年を食っているだけで
給料を増やしていかなければならないというのが、
同じ作業に同じ賃金より高くつくか計算してみればいいではないか!!
同じ仕事で同じ賃金の指針は、
やっぱり国が出すのが適切ではないだろうか?
もう少しいけば、
各社員が契約を持つようになるだろうから
年功序列の意味も遠からずなくなると思う。
フランスは日本のような定期的に人材を雇用するようなことは
ずっと昔からやっていない。
その人が優秀であることは正社員であることとは異なる。
そんな意識がそのうち生まれる。
派遣というは確かにひどい。
でも、それは派遣会社が中に入っているからで
派遣社員が直にその企業と契約できるなら、
恐らく今と問題は違ってくると思う。
日本の企業は人事までも清掃なみに
外注しているけど、
その間に入り込んでいる中間企業の儲けをもっと真剣に計算してみるべきなのだ。
日本は深刻な失業がないのだろうね。
だから外注なんて優雅なことができると私には見えるのだ。