5/31 生態系を壊したのは人間、住まいもなく、餌もないなかで生きろと言うの?
生態系のトラブルで殺人の起こったドラマがあった。
絶対100%昔のまま派と生態系が変わっていくのは仕方ないこと。
私は仕方ないではなくて、それが自然だと思っている。
どこの街も昔は畑や田んぼ、山や川だった。
そこに木々を切り開いて町を作ったのは人だ。
その時点で自然の“生態系”は崩れたのだ。
勇気を持って町にとどまった動物、その多くは鳥だ。
鳥は自分で餌を探す。 でも足りなくて育てる子供の数を町のツバメは減らしたというツバメ協会の発表を投稿したけど、そういうのをどう見ているのだろうか?
鳥なんかどうでもよくて、餌がないから絶滅したところで「しょうがないじゃない」で終わるのだろう。
私は鳥が何を食べるかチーコたちだけでなく、観察している。
この春、ヒナちゃんが卵焼きを「食べられるかな?」と言う風につまんでみた。最初はクチバシの先でちょっと味わった。
おいしい! ヒナちゃんは塊を全部くわえるとどこかに持ち去った。
それはカーコたち用だった。
「庭で楽しむ野鳥の本」の大橋弘一さん、町の鳥になったヒヨドリは食べ物も変わってきました。
カーコ用のハンバーグをチーコが食べてしまった話は書いた。
カラスはマヨネーズのイメージがあるけど、他に食べ物があれば、カラスは決してマヨラーではない。
不幸にして下町に住んでしまったカラスたちがゴミをあさるのは仕方ないことなのだ。
通りがかった人にアグレッシブになるのは、餌をピンハネされるかもしれないと思うからだ。
実際カラスとホームレスが生ごみを奪い合う話をホームレスの人に聞いたことがある。
テレビで見た。
自然の餌をそこら中飛び回って探さなければならない親鳥。 子供は待ったなしだ。
それなら簡単に手の入るバードテーブルを利用してなにが悪かろう?
今朝、朝ラジでスズメが育てている植物を食べに来ると聞いたけど、なんの植物だろう?
スズメは驚くけど、肉食と言っていい。
米よりパンのほうが好きだ。
今は子育ての真っ最中。
どうも言うことをきかないと思って観察したら小雀ばかり。
私が見ているのを見てもぜんぜん怖がらない。
親が大きい声をださない、おしゃべりはしない、羽根音を忍ばせてそっと飛ぶなどを少しづつ教えているけど、なんせ親の数より子供の数のほうが多いからね。
鳥の糞だけど、来る鳥がスズメならすごくラッキー。
ベランダに来たスズメがベランダのあちこちを見て回り、洗濯機の上で遊んだみたい。
糞が落ちている。 スズメの糞は乾けば跡ものこらない。 小さい米粒みたいで、さっと掃けばきれいに掃除できる。
乾くまで触らないほうがいい。
もし他の鳥だとかなりやっかい。
ムクドリ、鳩、などは本当にやっかい。 だから問題が起こるのだ。
先日鷹で鳩とカラスを追い出したのを見たけど、かなり高額で個人ではむずかしい。
ネットを張るのが一番かもしれない。 目の細かいネット。 クチバシを入れられないくらい細かいのがいい。
ところでプランターの植物を食べられてしまう方、鳥に食べないでと言ってみたらどうですか?
代わりにスズメの好きなパンを同じ場所に置いておけばじきに習慣づくでしょう。
スズメは習慣の動物です。
パリで部屋の中に糞をしないように窓際に新聞紙を敷いて「中でやらないで」と言ったところ、ちゃんと理解して部屋に入る前にトイレを済ませるようになった。
生態系を壊したのは人間。
そのために住まいを、餌を失った鳥たちに援助の手を差し伸べるのは人として共存するのに必要なことだ。
生態系を崩すなんて言い分を見ると怒りが湧きおこる。