剛くんの存在感溢れる演技や
様々な所で発信する言葉などから
素晴らしい表現者だという事は分かっていた。
以前舞台をしたときの作家さんの森ゆきのじょうさんは剛は詩人である。って言って下さってたし…
俳優になる以前バンドをしてたときは作詞作曲ボーカルを担当してたということは知ってたけど、
どんな曲を作ってたかは、もうCDも廃盤でなかなか捜しようがなかった。
考え方は新鮮で又深く、その発する言の葉は独特で
剛くんが紡ぐ詩や曲はどんなだろうって思ってた。
でも11年前からのファンの方のサイトを見つけ、やっとやっと剛くんの詩にひとつだけ巡り会えた……
感受性の素晴らしさ…
その中に温かいものが満ち溢れている。
心がフルフルと震え泣けてきた…
この詩にどんな曲がついてるのだろう…
綺麗な高音の剛くんの歌声いつか聞いてみたいな…
『少し老いてかつての優しさを忘れた子供たちへ』
淡い夢の扉の先に
儚い願いを祈る灯火
世界よ どうか優しくなれ
空から溢れる季節が唄う
織りなす風の音色は誘う
世界は そっと見つめている
繰り返される日々
未来を繋ぐ光描いて
少しずつカタチを変えれば
静かに人は逝く事を受け入れ
明日と向き合う
悲しさ苦しみさえ見つめて
生きていくよ 強く
静かな時間は決して戻せず
言葉で言えない虚しさ募る
抱えた孤独も切なさも
分かち合えた今
思い出した ひと粒の涙の正しさと
ひとつの光が溢れて
触れ合う温もりを灯す
すべてを包み込んで抱き寄せ
生きていくよ 勇ましく
変わらない何かを求めて
変わりゆく世界を受けとめた
それでも次へ
それでも明日を掲げて
悲しさ苦しみさえ見つめて生きていくよ
季節は命を葬って
命は季節を迎えて
すべての言葉を優しさに染めた
光が
灯る未来へと
『寄り添って』
きっと世界は優しくなる