みっちっちのブログ

みっちっちの笑顔いっぱいの日々(*^_^*)

「楽園」「閉鎖病棟」「影裏」

2019-10-31 07:19:20 | 日記
日常が忙しい上に
この「綾野三部作」!!
(嬉しいけど、笑)

この所、
ジムでは毎年恒例のハロウィンのお祭り騒ぎ!
この二週間、衣装とっかえひっかえ(と言っても毎年の衣装に小物類追加とか)してのダンスやエアロ

もう楽しいよ~楽しすぎる~

そして卓球もはまってるし、

こんな元気いっぱいの日常の
至るところの隙間の時間に、
否応なしに「楽園」について考える時間が入り込んでる。

これはこれで最高。
考え込むのは好き。
色々考え込む時間を与えてくれた「楽園」、
そして豪士を見事に演じてくれた剛くんに感謝。


先日二回目の楽園
色んな視点で一生懸命観た。
そして、
やはり一回目と同様の感動、苦しさ、重さ。


豪士の焼身自殺があまりに悲しく、観たくない気持ちが強かったけど、又泣きながら観た。

内股でゆっくり歩いて自分を抱き締めるようにうずくまっての最後の姿…

そして、
それを消そうともしないで、写真を撮ったり眺めてるだけの村人達。

豪士は
村人に安心(楽園)をもたらす為の生け贄になったんだね。

原作者の吉田修一さんが豪士はキリストのメタファーとおっしゃってるし、私もそう感じた。

最後に紡が見た(心で見た想像の世界なんだろう)愛華の後を追う豪士の姿。
これは剛くんも言うように花冠を愛華に返そうと思ったんだろう。

東京で愛華と思える女性と会った紡。
本当に愛華なのかは分からない。

けれど、紡の心の中では豪士はやってないんだね。
そして、
私達観客はそれで充分なんだ。
豪士がやったなんて絶対思えないんだ。
疑おうと思えば誰でもが犯人になり得るのだ。

瀬々監督は、
人の犠牲の上に成り立ってる安泰(楽園)を厳しく批判している。

辛く苦しく重い命題の映画。
素晴らしい映画だ。
まだまだ考えたい。
まだまだ観に行きたい。


そして、
11月1日(明日だ!)には「閉鎖病棟」が公開される。
これも重い映画だけど、「楽園」よりは救いがありそう。


そしてそして
「影裏」の予告動画も解禁になって、
これ又、剛くんの演技が最高の予感。

昨日モバサイでnogさんがあげてくれた影裏での剛くん演じる今野の後ろ姿。
去年、ハゲタカがクランクアップしてすぐ影裏に入ったんだね。同じ白いワイシャツ姿だけど全くの別人で凄い。
又楽しみ。


「三部作」は、
私にとっての素晴らしい楽園。

でもあまりにも近い公開が残念、
というかもったいない。

もっとゆっくり堪能したいのだけどね…
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「楽園」は深い

2019-10-24 07:15:50 | 日記
「楽園」
重い深い映画だ。

実は二回目まだ観に行ってない。

でも忙しい生活の折々にも「楽園」について考え込んでる自分がいる。

ふと思い出した言葉がある。

花ちゃんが何かのインタビューで語ってた
「分からないままでいい」だったかな、の言葉。

豪士を犯人にして心の安心(楽園)を得ようとした村人達…
彼らをひどいと私達観客は思う。

だから私達観客も分からないのに豪士を犯人と思ったら駄目なのではないか。

瀬々監督は私達観客までも巻き込んでそれを伝えようとしてるのではないか。

あなたは人の犠牲の元に楽園を得ようとしてるのではないかと
重い命題を突きつけられている気がする。


豪士はキリストのメタファーではないかとは先日書いたけど、
それは別にしても、分からない人を犯人にする事は許されない事なのだ。

「楽園」
思った以上に考えさせられる深い映画だ。
二回目観たら又色々考えさせられて感想書くかもです。


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「楽園」観た 追記あり

2019-10-21 00:11:04 | 日記
楽しみに待ち望んでいた久々の剛くん主演映画「楽園」
観に行った。


豪士を演じる剛くんの演技がもう本当に凄すぎて…
豪士がかわいそうでかわいそうで、
辛くて辛くて、
泣けて泣けて…

抱き締めてあげたくて…

犯行はちゃんと描かれず、
豪士が犯人かもと思わせる表情も一瞬うつされる。
でも豪士が罪を犯したとはどうしても思いたくなく、
凄く混乱して辛かった。


花ちゃん演じる紡が東京で会った女の子は誰?
青い車の人が犯人?
子犬だったレオを捨てに来た人は?
豪士は愛華ちゃんと一緒にいたくて、後を付いて行っただけだよね?

「誰かが罪人になればみんな助かると思った」という村人の言葉

豪士の母が紡に言った言葉
「あんたも豪士に救われたんだよ」



多分、
瀬々監督の思う壺なのだろうが、
豪士を信じたい思いが強く、
でも少しでも疑ってしまう自分があるのも悲しく、
疑うのなら私もあの村人達と一緒になっちゃうよ…

ととても辛い気持ちで一杯だった。



又近いうちに観に行って色々確認したいけど、
あの悲しくも内股の豪士の衝撃シーンがとても辛くて…
私観に行けるかな(涙)

シナリオ11月号に、楽園のシナリオ載ってるそうなので買おう。

佐藤浩市さんや杉咲花ちゃんの演技も本当に凄かった。



「楽園」衝撃的過ぎて…
ちゃんとした感想は私まだ書けない。


〈10月22日朝 追記〉

ずっとずっと楽園の豪士にとらわれたままで苦しかった。

でもふとどこかでどなたかが書いておられたのを読んで
雷に打たれたようにふに落ちた。

豪士はキリストのメタファーなのではないか。
そうなんだ。
みんなを救ってみんなの前であんな死に方をしたんだ。

自分で凄くふに落ちて、泣いて、
そして凄く心が救われた。

愛華ちゃんが豪士にかぶせた花冠。

紡が看板を捨てるのもふに落ちた。
楽園というタイトルもふに落ちた。

すべてがふに落ちた。

観に行きたいけどこわいと思ってたけど、
これで何とか観に行けそうだ。

本当に凄い映画だ。
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