初めまして、平成21年度3次隊、ポンペイ州の環境教育隊員の川上遼子です。
2010年1月6日にポンペイに着き、早1ヶ月強。
少しずつこちらの環境にも慣れてきました。
私はポンペイ環境保全協会(CSP, Conservation Society of Pohnpei)というNGOに配属され、1月18日から毎日勤務しています。
CSPは3つの部署、Education, Terrestrial, Marineから構成されており、私はMarineで働いています。
Marineでは現在いくつかのプロジェクトを行っています。
Marine Protected Area Network
珊瑚のモニタリング
魚のモニタリング
海草のモニタリング
Sedimentation
And Atoll Biosphere Reserve
などです。
多くのプロジェクトは5年以上続いており、CSPは多くの有益なデータを持っています。
しかし残念ながら採取されたデータは基本的な解析をされた後、放置されていました。今までCSPはオーストラリア、アメリカなどの海外の科学者と合同で行うプロジェクトも多く、その場合はデータの解析はその海外の科学者が一挙に行ない、CSPはまったく解析には関わらないということが多かったようです。よって海外の科学者が介入しない、CSP単独のプロジェクトではデータを採取してもデータを解析する人も知識もなくそのまま放置されていました。
私の配属先からの要請はその置き去りにされたデータをGIS(地理情報システム)を用いて空間的な解析をすることです。CSPが単独で行ったプロジェクトのデータは2005年からたまっており、その解析を行うのが最優先だと思いました。
本来私達ボランティアは
「釣った魚を相手に与えるのではない。魚の釣り方を教えるのだ。」
と言われるように、なんでも自分でこなし、出来上がったものを任国の人々に与えるのではなく、一緒に活動をし、その中で任国の人々にもそういう方法があるのだと知ってもらうために派遣されています。
しかし、言葉でGISの利用価値を話してもなかなかピンとこない、さらにそれぞれに取り組んでいる仕事がすでにあり、そこにプラスGISなんていう分けのわからない仕事は入れたくないようで、一緒に活動するということが大変難しい状況です。
結局この1ヶ月はほとんど毎日コンピューターの前に座り、私一人でデータと格闘しています。
一度ちゃんとした形でGISによる空間的な解析を見てもらえれば興味をもってもらえると信じて毎日頑張っています。
その甲斐あって、今月中には過去のデータをマッピングできそうです。
配属先はMarineですが、TerrestrialとEducationも地域に根付いた興味深い活動をしており、部署を超えた活動、地元のコミュニティーとつながった活動が出来ればと思っています。
2010年1月6日にポンペイに着き、早1ヶ月強。
少しずつこちらの環境にも慣れてきました。
私はポンペイ環境保全協会(CSP, Conservation Society of Pohnpei)というNGOに配属され、1月18日から毎日勤務しています。
CSPは3つの部署、Education, Terrestrial, Marineから構成されており、私はMarineで働いています。
Marineでは現在いくつかのプロジェクトを行っています。
Marine Protected Area Network
珊瑚のモニタリング
魚のモニタリング
海草のモニタリング
Sedimentation
And Atoll Biosphere Reserve
などです。
多くのプロジェクトは5年以上続いており、CSPは多くの有益なデータを持っています。
しかし残念ながら採取されたデータは基本的な解析をされた後、放置されていました。今までCSPはオーストラリア、アメリカなどの海外の科学者と合同で行うプロジェクトも多く、その場合はデータの解析はその海外の科学者が一挙に行ない、CSPはまったく解析には関わらないということが多かったようです。よって海外の科学者が介入しない、CSP単独のプロジェクトではデータを採取してもデータを解析する人も知識もなくそのまま放置されていました。
私の配属先からの要請はその置き去りにされたデータをGIS(地理情報システム)を用いて空間的な解析をすることです。CSPが単独で行ったプロジェクトのデータは2005年からたまっており、その解析を行うのが最優先だと思いました。
本来私達ボランティアは
「釣った魚を相手に与えるのではない。魚の釣り方を教えるのだ。」
と言われるように、なんでも自分でこなし、出来上がったものを任国の人々に与えるのではなく、一緒に活動をし、その中で任国の人々にもそういう方法があるのだと知ってもらうために派遣されています。
しかし、言葉でGISの利用価値を話してもなかなかピンとこない、さらにそれぞれに取り組んでいる仕事がすでにあり、そこにプラスGISなんていう分けのわからない仕事は入れたくないようで、一緒に活動するということが大変難しい状況です。
結局この1ヶ月はほとんど毎日コンピューターの前に座り、私一人でデータと格闘しています。
一度ちゃんとした形でGISによる空間的な解析を見てもらえれば興味をもってもらえると信じて毎日頑張っています。
その甲斐あって、今月中には過去のデータをマッピングできそうです。
配属先はMarineですが、TerrestrialとEducationも地域に根付いた興味深い活動をしており、部署を超えた活動、地元のコミュニティーとつながった活動が出来ればと思っています。