ミクロネシア 青年海外協力隊環境隊員のブログ

ミクロネシア連邦国において環境分野で活動する青年海外協力隊、シニアボランティアからの報告。コメントお待ちしています。

マングローブ植林活動

2010-08-09 13:43:07 | コスラエ州


7月31日(土)私の配属先のKIRMAのスタッフと多数のコスラエアンとでTafunsak地区、コスラエ国際空港近くのマングローブにて植林活動が行われました。私自身は初めてのマングローブ植林です。マングローブが果たす自然においての役割は大きく、カニ,貝,魚などをはじめ様々な生物が暮らせる豊かな生態系を作る、二酸化炭素を吸収して酸素を排出する、高潮や津波から海岸線を守る、海の水質浄化作用など様々な利点があります。今後もコスラエのマングローブを大切に保持していく為にもこの植林活動はとても重要です。


植えた木はコスラエ語でsukasrik fwelと呼ばれます。(英語ではrhisophora)。約2200本もの木が植えられました。木と木は約3フィート(1フィート30.48cm)間隔をとって植えられました。


この日は曇ったり雨が降ったりの悪天候の中でした。コスラエアンも一生懸命に、マングローブの泥にはまってズボンがドロドロになりながら植林している人もおり、私もこけそうになったりしましたが、みんな終始笑顔で植林活動に取り組み無事終了しました。

尚、KIRMAには沖縄に3ヶ月研修に行ったスタッフが1人いるのですが、このsukasrikは沖縄にもたくさんあると言っていました。つるが下に垂れているのが特徴です。Sukasrikは3~4年後にはこのように成長しています。大きく成長するにはかなりの時間を要する様です。


次の週にはKIRMAスタッフにより、植林活動を終えた場所のGPS(Geografic position system)のデーター取得も行われてました。コスラエのマングローブは非常に美しく、至る所で見られます。


私のKIRMAでの活動はスタッフと共に行うフィールドワークが中心です。フィールドでしか見れない、感じれない観点というのはあると思いますし、今後もどんどんスタッフやコスラエアンと共にフィールド密着で活動していきたいと思います。


平成21年度3次隊 コスラエ州 柏原 庸一













最新の画像もっと見る

コメントを投稿