先日、チューク州で活動している隊員とSV(シニアボランティア)の計6名でP島にピクニックに行きました。P島は私たちの住んでいるWENO島よりボートで15分ほどで行けるところにあり、また誰でもピクニックをして良いという島のオーナーの配慮から休日になるとチュークの人々で賑わっています。
今回参加したメンバーのほとんどはこの島に行くのが始めてでとても楽しみにしていたのですが、以前この島を訪れた日本人の観光客の方から
「ゴミがすごいですよ・・・・」
という話を聞いていて少しの不安もありました。
着いてみると白いビーチに、青い海。これぞ、南の島!!といった感じです。
しかしながら一歩島の奥に入ると、噂どおりごみのポイ捨てがあちこちでされていて、そのギャップに一同唖然としました。
そこでピクニックを楽しんだあと、私たちはゴミ拾いをすることにしました。異様なまでに多い蚊(空き缶のポイ捨てのせい?)と戦い、何故他人が捨てたゴミを自分たちが拾わなければならないのかという矛盾を抱えながらも清掃活動をおこないました。
ごみをボートに積んで帰るには量に限りがあり、島全体を清掃するわけにはいきませんでしたが、それでも皆の共同作業で島の一部分を綺麗にすることができました。その時の達成感は前述した矛盾を吹き飛ばすものがありました。
深刻なゴミ問題が州内で最も発展しているWENO島周辺の島々にも広がりつつあります。こうした光景を目のあたりにし、チュークの美しい島や海を守っていくために、今後も継続的な啓発活動が必要だと改めて感じた1日でした。
隊員の間では「清掃活動をピクニック恒例にしたい!」という声もあがっています。
(片山 仁志)
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