健全な食欲
夏の夕方、一日の労働が終り、湯上りに飲むビールのうまさは何ものにもかえあがたいし、又、登山のとき、山頂で食べるお握りの旨さは格別です。
これはなぜかといえば、そこに「健全な食欲」が働いているからです、まったく当たり前のことですが、どんな高価な御馳走も、食欲なきものにとってはその価値は無に等しいのです。
ですから、美味しいものをたべたいと思ったら、まず必要なことは、食べるものより先に、自分に健全な食欲を設定することなのです。しかし、世の人々はそういうことにはほとんど無関心なのです。
良寛さんが、あるとき人から、小銭を拾うと嬉しいものだ、という話を聞きました。
「ほんとかしらん」と思った良寛さんは、野原の小道の上へ、小銭を一枚ポンとほうって、それを拾い上げてみましたが少しも嬉しくありません。
「おかしいな、ちっとも嬉しくない」と思って、良寛さんは何回もその小銭をほうってみました、そのうち小銭はコロコロと転がって草むらの中に入り、どこかえ行ってしまいました。あわてて良寛さんは探しましたが容易に見つかりません。
「困ったなあ、あれで今夜のあかずを買おうと思っていたのに」・・一生懸命探しました。そしてやっと見つけました。その小銭をつまみ上げながら、良寛さんはニコニコして「ほんとうだ。ほんとうに嬉しいな」と叫んだそうです。
良寛さんは自分の小銭を捨て、それを拾っているときは 彼の心の中には不足感は生じてはおりませんでした。なぜなら、その小銭は道の上にあれ 彼の手の上にあれ、共にそれは良寛さんに所有されているものだからです。ところが、それを見失っったとき、彼の心に不足感が発生しました。なにしろそれは晩飯に関わる問題です。そして、小銭が発見されたとき、良寛さんは大きな充足感を味わったのです。
このように、充足感の前には不足感が先行します。これを言い換えれば、おいしいものを食べるには「空腹感」が必要だというこです。ですから我々にとって空腹感つまり不足感とは とても有り難いものなのです。
お金にしろ・・それに不足していることは素晴らしいことです。なぜなら、あなたはそれによって大きな充足感を得ることができるからです。
ですから、自分に何かの不足感があったら、その空腹感を健康のしるしだと肯定的にとらえ、あらためて感謝するように致しましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
満足・・不満足・・いくら目の前に豪華な料理があろうとも・・満腹では箸は進まない
好きな物では・・満足 嫌いな物では・・不満足
旨く感じるのも・・空腹でなければ・・感じないし・・旨く感じない
過去に貧乏・不幸感があれば・・今満足感が得られ・・今幸せ感が・・
今の不幸体験が・・未来の幸福体験に
好きな人・・満足 嫌いな人・・不満足
嫌いな人にも・・満足 好きな人にも・・不満足
右・・左・・真中 コロコロ変わる心なり・・柔軟性? 信念?
夏の夕方、一日の労働が終り、湯上りに飲むビールのうまさは何ものにもかえあがたいし、又、登山のとき、山頂で食べるお握りの旨さは格別です。
これはなぜかといえば、そこに「健全な食欲」が働いているからです、まったく当たり前のことですが、どんな高価な御馳走も、食欲なきものにとってはその価値は無に等しいのです。
ですから、美味しいものをたべたいと思ったら、まず必要なことは、食べるものより先に、自分に健全な食欲を設定することなのです。しかし、世の人々はそういうことにはほとんど無関心なのです。
良寛さんが、あるとき人から、小銭を拾うと嬉しいものだ、という話を聞きました。
「ほんとかしらん」と思った良寛さんは、野原の小道の上へ、小銭を一枚ポンとほうって、それを拾い上げてみましたが少しも嬉しくありません。
「おかしいな、ちっとも嬉しくない」と思って、良寛さんは何回もその小銭をほうってみました、そのうち小銭はコロコロと転がって草むらの中に入り、どこかえ行ってしまいました。あわてて良寛さんは探しましたが容易に見つかりません。
「困ったなあ、あれで今夜のあかずを買おうと思っていたのに」・・一生懸命探しました。そしてやっと見つけました。その小銭をつまみ上げながら、良寛さんはニコニコして「ほんとうだ。ほんとうに嬉しいな」と叫んだそうです。
良寛さんは自分の小銭を捨て、それを拾っているときは 彼の心の中には不足感は生じてはおりませんでした。なぜなら、その小銭は道の上にあれ 彼の手の上にあれ、共にそれは良寛さんに所有されているものだからです。ところが、それを見失っったとき、彼の心に不足感が発生しました。なにしろそれは晩飯に関わる問題です。そして、小銭が発見されたとき、良寛さんは大きな充足感を味わったのです。
このように、充足感の前には不足感が先行します。これを言い換えれば、おいしいものを食べるには「空腹感」が必要だというこです。ですから我々にとって空腹感つまり不足感とは とても有り難いものなのです。
お金にしろ・・それに不足していることは素晴らしいことです。なぜなら、あなたはそれによって大きな充足感を得ることができるからです。
ですから、自分に何かの不足感があったら、その空腹感を健康のしるしだと肯定的にとらえ、あらためて感謝するように致しましょう。
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満足・・不満足・・いくら目の前に豪華な料理があろうとも・・満腹では箸は進まない
好きな物では・・満足 嫌いな物では・・不満足
旨く感じるのも・・空腹でなければ・・感じないし・・旨く感じない
過去に貧乏・不幸感があれば・・今満足感が得られ・・今幸せ感が・・
今の不幸体験が・・未来の幸福体験に
好きな人・・満足 嫌いな人・・不満足
嫌いな人にも・・満足 好きな人にも・・不満足
右・・左・・真中 コロコロ変わる心なり・・柔軟性? 信念?