緊急事態宣言も多くの地域で解除されましたが…
ウチにはまだアベノマスクは届いておりません…
最近ではマスクの供給もだいぶ追いついてきているのか私の住んでいる地域ではそこそこ普通に買えるようになってきています…
なので…
今更…マスク要る⁇
しかも2枚だけとか…笑
ほとんどの方は使わずに放置されるような気がします…
今年のゴールデンウィークは1日だけ休みがありましたが、過剰自粛ムードの中どこにも行けないので朝から家で子供とゴロゴロして夕方にスーパーにちょっと買出しに行く程度で、それ以外は何もせずダラダラと過ごしました…
今年に入ってからは休み無しで仕事してきたので、まあそんな日もたまにはいいでしょう…笑
これは休み前の作業で…
SCR触媒交換で入庫したプロフィア …
差圧過剰のコードを検出しており、もう排気音からして明らかにおかしかったんですがNOxセンサーの取付ボスから中を覗き込むとスリップ触媒が割れているのが確認出来ました…
で、SCR触媒を交換するために取り外すと…
おぉ…
しかも飛び出してる…
更に取り外すと…
溶損ではなく破損…
この白い塊は尿素水がマフラー内で化学変化を起こす事で生成されるシアヌル酸という物質で、これは尿素水に含まれるトリウレットという不純物が原因です…
よく勘違いしている方がいますがこのシアヌル酸は尿素水がこぼれた時に出来る結晶とは全くの別物です。
この破損の原理も調べていくと生成されたシアヌル酸によって起きている可能性が高い事も分かり…
色々な分野のプロフェッショナルな方々に話を聞くと面白い程に点と点が線で繋がってきます…
その情報を整備の現場にフィードバックしたメンテナンスを行い…
その経過や結果を見ながらより効果の高い予防整備方法を模索、確立している段階です…
まあもちろん全てが想定通りの結果になる事は稀ですし、その過程でまた新たな別の問題が発覚する事も多々あります。
まあ、こんな事言うのもおかしいですが、だからこそ追求のし甲斐があるんですけどね…
簡単に直ったらなんの経験にもならないですから。
エンジンオイルもそう…
鉱物からフルシンセティックに変えた事で一部のエンジンでは別の問題も発生しています…
これは今色々と対策を実験、検証中なのでその結果を楽しみにしています。
で、新品を組み付けてデータをリセットして完了。
お次はマフラーカバーのステーが腐食で脱落したプロフィア の修理。
正攻法でいけばDPRユニットASSYでの交換になるんでしょうが、この年式にその修理代は割に合わないのでステーを製作してカバーを取り付ける事に…
適当なステーを製作。
仮付けしてボルト穴の位置を合わせながら…
位置が決まったら本溶接…
裏側にナットも溶接して…
カバーは取り付け穴が4箇所ありこのカバーの取り付け穴とナットの位置合わせが地味に大変です……
で、気休めの耐熱塗装を施し…
新品のカバーを取り付け…
完了です…
それからフォワードのDPFリビルトの依頼…
単品での持ち込みです。
内部はアッシュに加え軽油の混入も見られたのでこのDPFを搭載していた車両はインジェクターの交換も早めに行った方がいいですね。
分解して洗浄して組み付けて補修塗装まで行い完了…
更に車検で入庫したトラクタとトレーラのセット。
トラクタの方はベローズが危険領域なので交換…
問題はトレーラ…
車両引取り回送時にトレーラーABSのチェックランプが点灯しており…
WABCOのバリオCという古いシステムなんですが、自己診断をかけると…
コンピュータ異常のコード…
消去不可能で検出し続けるので恐らく本当にダメでしょう…どちらにしてもこのままでは車検NGなので車検と平行して修理をする事に。
といっても、バリオCのコンピュータなんてもうとっくの昔に廃盤になっているのでまだ供給のあるVCS2にシステムごと載せ換え…
PCVやホイールセンサは再利用が可能なのでコンピュータとそれに関係する配線を引き直していきます…
まずは古いコンピュータを撤去して新しいコンピュータの位置決めから…
ここから配線を接続して各センサやアクチュエータ、電源、診断用コネクタを振り分けていくんですが…
とにかく配線が長い…笑
組んず解れつの配線を各所に無理な無いように這わせていきます…
外部診断用のコネクタも新設する必要があります…
現車がタンクローリーなのでタンクやフレーム、サイドバンパー、更にはアウトリガまでもがアルミ…
溶接で取り付け可能な場所が無いので既存の穴を利用して共締めで取り付け。
電源コネクタも当然交換です。
更にcautionラベルも…
で、試運転にて無事にチェックランプが消灯する事を確認して後は車検持込へ…
壊れたコンピュータを開けてみると見事に湿気にやられておりました。
それから少し時間が空いたのでACマシーンの使い方に慣れるためにも自社の足車のエアコン配管のフラッシングをする事に…
3万で買ってきたタントちゃん…
まずはガスを回収してパイプを切り離しフラッシングキットを接続します。
で、標準的な設定で内部フラッシングを開始…
この間は当然自動なので放ったらかしも可能です。
サイトグラスを流れるオイルや不純物を見ながら…
サイトグラスを流れるオイルや不純物を見ながら…
フラッシングも完了…
後は通常の真空引きからガスチャージを行います…
ついでにエアコンの効率をアップする添加剤を注入…
コレ、実際にデモを見せてもらい思ったのはコンプレッサーのフリクションロスは間違いなく減るでしょうね…
コレ、実際にデモを見せてもらい思ったのはコンプレッサーのフリクションロスは間違いなく減るでしょうね…
で、作業完了…
ビフォーを撮り忘れましたがバッチリ冷えているのでオッケーに。
DPFのチェックランプが点灯するという事で入庫したプロフィア…
洗浄前の差圧はご覧の通り…
DPFを洗浄後の差圧測定は劇的に改善しました…
DPFを洗浄後の差圧測定は劇的に改善しました…
なにせ大量のアッシュが取れましたからね…
最近面白いのはDPFから出てきたアッシュの状態を見て使用しているエンジンオイルの銘柄がなんとなく分かるようになってきたこと…笑
もちろん全部が全部分かる訳ではありませんがある特定の銘柄のエンジンオイルは出てくるアッシュにも特徴がある事が分かりました…
これは非常に興味深い。
しかし調べれば調べるほどエンジンオイルって奥が深いですねぇ…
電装屋さんなのにダンプを買うんですか⁉︎笑
二足のわらじという事でしょうか…
正直なところKK-辺りがエンジンオイルさえ交換しておけば1番壊れない年式ですね…
ただし、今の排ガス浄化装置付き車も正しいメンテナンスを行えば無用なトラブルは圧倒的に減ります。
また、現行車は昔と比べ間違いなくメンテナンスコストは上がります…
当社が意識しているのは車に合ったメンテナンスを行い出来る限りトラブルを予防するといった事です…
今の車も正しいメンテナンスを行う事で防げるトラブルは非常に多いんです…
医療従事者の方々には本当に頭が上がりません。
本当にご苦労様です…としか言えませんが、そうやって労ってあげる事が出来れば現場の士気も上がるんじゃないでしょうか。
私は料理はからっきしダメですが、それにしても鶏肉から捌いて唐揚げ作れるのがスゴイですね…笑
エンジンオイルの交換サイクルを決める上で重要になってくるのは"塩基"です。
今までのオイル交換サイクルはメーカーが指定している距離だから…や、今までこれくらいの距離で交換していたから…とか、とにかくアバウトなサイクルで交換していました…
これから我々が目指すメンテナンスはその車に合った交換サイクルで管理するという事。
そのために今色々と検証をしています…
それからケミカル…
これは今まで私は懐疑的でしたが、実際に開発に携わる方と話したり、自分なりに調べていくうちに本物のケミカル添加剤は活用していかない手は無いと感じています。
ただあくまでも"本物"だけですけどね…笑
車に合ったメンテナンスを行えばトラブルというのは激減する事は身をもって感じております…
予算もなく、排ガス引っ掛かる関係で
ふるーいのも買えず、ぎりぎり排ガス装置いらない
KKあたりでも買おうかと模索しています。
BLOG拝見してお客さんお支払い大変だろうな。
ともおもいますわ。
煤も溜まれば.....ですね
遂に嫁さんからSOSが来ました
スタミナ切れて気力も無いと
「お手製唐揚げ」の要請が来ました
本業が暇な事もあり腕を振るいました
鶏肉10㎏を市場から仕入れて捌き、料理屋並に仕込み揚げました
ご飯(白飯)の要請も有りましたので2升炊きの炊飯器で炊いてケータリングしてやりました
チームの医師や看護師 更には研修医までと卓を囲んだそうです
何がともあれ「ご苦労様」なこってな一幕です
自分もエンジンオイルに対して考え方を改めつつ
あります。
自分の車も含め定期で交換していればメーカー純正で
OKと思ってましたが、このトラック整備業界に身を置き
ブローバイガス・EGR装置が今時の
ガソリン直噴エンジンである自分の車にも
使われている事を知った途端に、エンジンオイルを
フルシンセティックに変更しブローバイガスを発生しに
くくする方向の考えになりました。
今回のバリオCも自己診断時にコンピュータカバーを取り外そうとすると取り付けボルトのうち1本が折れていました…
恐らく、以前どこかでカバーを外した時に折ったままだったんでしょうね…
同じお客様で同年式型式のトレーラがありますが、そちらは全く問題ない事を考えるとコレは人災の可能性が大いにありますね…
ベローズは見た瞬間交換しなければ…となるレベルでした。
予備車だったんですがいざって時に使えないんじゃ意味もありませんからね…笑
今はベローズも質の良い社外品も出ており、金額もだいぶ抑えられますから…
VARIO-CはECUとケースの合わせ目のシールがアレですよねー。
何度も開け閉めするとムチムチしたシールの表面が破けやすくて、そこから浸水が.....。
フタ閉める前に確認して、シール剤でも盛れば良いんでしょうけど、なかなか.....。
Cってことは、車齢としては90年代の前半でしょうか。
ローリーは長生きですよね-。
それと、エアサスベローズがここまでコテコテなのは初めて見ました。
ヒビヒビの先はこんなん成るんですねー、確かに危険ゾーンだわ。