春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

女王の花輪 

2020-01-17 | 植物、花

久しぶりに安行のお寺様、興禅院の
御住職様の庭に寒さ厳しい季節に、咲いてます。 去年は見ることが

出来ませんでしたが、今年は鉢をお庭の通り道に置き
誰もが見ることが出来ます。 花と萼が重なる女王の花輪、中央の濃い紫色が

花弁、その周りが薄い紫色が萼です。名前が素敵ですね。 つる性の植物。


















      












お馴染みのヒスイカズラは別名
(女王の首飾り)と言われご存じのように、宝石 ヒスイの色、勾玉

の様な花姿でイヤリングそっくりです。

















国王の花、ご存じですか。
長い話になりますが、若い頃35年以上前に日本の企業進出に初めてタイ現地に
日本人を送った中に、若い頃の自分もいました。 4年間タイ、アユタヤ地区に

地質調査や、土壌検査、進出先の建築基礎や、基本整備を行うのが仕事でした。総勢20名。
大変な仕事でしたが、多くの現地の人の協力を得て、4年間で全てを終わり帰国する
際に、当時のタイ政府が、労いの言葉と、何か希望があるかと言われたときに

前もって班長と皆が、当時の歴代の国王様の避暑地、バーンパイ宮殿に、国王様の木、ゴールデンシャワーを植栽したい
希望を述べました。  無理を承知、後日お許しが出たのには驚きでした。

小さな苗木は今や大きくなり、出張の際2013年にこの地で対面して、木の下で今でも忘れません、
涙が溢れたことを。  今は亡きプミポン国王、ラーマ9世の国王の色、ゴールデンシャワー

バンコクやベトナムに鮮やかに各地で咲いてます。















2016年10月にプミポン国王様が
お亡くなりになった時に、若かりし頃のお写真を国内でも飾られました。




      




東南アジアには蓮の花は
お釈迦紗の悟りの花、朝のお供えと同じく花のお供えも毎日のように行われてます。
当時は全く知らない文化でしたが、4年の間、多くの食文化や日常の行事を

我々も学びました。  当時が懐かしいですが、今思い出しても苦労の連続でした。
読み書きはタイ語はとても難しく、しかし話すことは今でも出来ます。
東南アジア出張の際は通訳なしでも、片言で話すことが出来きます。今通じるかな?