心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

福田首相の退陣は?

2008-09-03 19:39:52 | 政治経済





福田内閣に期待されていた
庶民の為の改革は
公務員改革もそうですが
水の泡と消え去ったようです。

まともな政治改革、経済改革が
戦後、歴代政府によって、
今だかってなされたことがありません。

今でも、
年金問題、消費税問題が
明確にされず先送りになっています。

日本の人口減、最近の例ではGDPの減少など、
国内の絶対的な国力の減退、貧困化は
誰の目にも明らかになっています。

 人口減は長期的な経済政策の失敗であり
GDPの減少は中長期的な経済政策の失敗を
明確に示しています。

国内的にも然りですが、
アメリカを中心とした世界の経済動向を見たとき
明らかに一部に膨大な金余り状態、
もしくは投資の異常な産業間格差、
庶民泣かせの投機(オイル、コーンなど)を噴出させています。

それは、
国内政策では大企業の強力なリストラ政策と
偏った産業優遇政策、
海外へのプラント輸出にあります。
今、国内産業を興すための一定の手直しも
検討されていますが、手遅れとしか云いようが有りません。

 また、金融政策によって
国民には重税、大企業、資産家には
毎年続けられている減税政策にあるのは
火を見るより明らかです。
格差が意識的に現実化させられています。

 唯一の武器である円高も有効に活用されていない様です。
これまで以上に海外の資源を有利に手に入れる事が
出来る筈なのです。

 国内には労働力だけが残り、
限られた中小資本の中に
労働力は毎年振り分けられています。

 それは当然、マネー面での価値分割が
進行していることは自明です。
 国内に残った中小資本の限られた資源に
群がるバッタの大群の様なものです。
大半は技術のミスマッチにより振るい落とされます。

 他方で、
価値を生まない一極に集中したマネーは行き所を失い、
しかも見通しのないまま「サブプライムローン」や
国内の「サラリーローン」に流れて行かざるを得ない
経済状況を作り出していました。

 そして、
それは資本に人らしい魂を奪われたバツでもありますが
返済能力の無い労働者に高利の住宅を売り、
更に搾り取ろうとするから痛い目に遭うのです。
 無い袖は振れない消費者に甘い誘惑で、
高額な買い物をさせ、
後で梯子をおろすような行為(後で返済不能な高利につり上げる)を
したことに有ります。

 基本的にはマネーは価値を生み出す訳ではないこと、
投資は労働力を集中させ活用するので、
価値を生みだす動機付けになりますが、
投機は殆ど価値を生み出す動機付けにもなりません。

 そのことに気付かないのか?気付いていてもそれを
打開するための緊急の経済政策を打ち出し得ていないのか?

これが現状では無いでしょうか?

 労働力は有り余っているのです。
それを国内で効果的に
活用できていないのが現状では無いでしょうか?

 自然の生態系で云えば、
自然でスムーズな経済循環を
人為的に破壊しているという云うことでしょう。
今、消費税を上げればハッキリ言って
日本の中小の流通機構(運輸関係はおろか、
中小のコンビ、スーパーなど)は破壊され尽くすでしょう。

 これらが根本で解決出来ていてはじめて、
年金問題や福祉厚生問題は根本的に
解決できていくし、技術競争力も生み出し得るし、
GNPや人口減も徐々に増大しはじめる筈です。

 自殺者も無くなっていくはずです。
人の心理が異常になるのは経済的に生活が逼迫し、
あらゆる具体的な日常の行為・営みが行き詰まり
はじめる時に起こる現象だからです


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