心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

起こるべくして起こった世界金融バブル不況-1 (リーマン大不況)

2008-10-26 12:54:17 | 世界経済

 

 1、世界金融同時不況の由来

 

 日本はついこの間までバブル不況が続き、

やっとこれから回復に向かうか、

と思う間もなく、

今度はアメリカ発の世界同時金融不況が

始まっています。

 

  ところで、

なぜこのような事態に陥ったのか、

と簡単に見ていきますと、

まず、

アメリカでサブプライムローン問題が

起こりました。

 

 付け加えると、

アメリカの低賃金労働者に住宅ローンを

貸すわけですがそれが、

最初は低利のローンなのですが、

途中から返済不可能な高利のローンに

転換する内容のものだというわけです。

 

 それが、証券化され、

実態が分からないまま、

欧米や日本などに大量にばらまかれ、

そのうちにアメリカ国内で、

大量の返済不能者が続出し、

金融破綻を起こす金融機関が

続出したことです。

 

 其処にはアメリカは絶対大丈夫という

戦後神話化された信用が存在するのも、

それに拍車をかけている理由でしょう。

この際、

経済学はまだ完成されているとは言えないが

科学的に予見できうるもの、

という考えをもって対処することも、

胸に秘めておくことが肝要かと思われます。

 

 2.金融投機による物価の高騰過程

 

 ところで、

更にそれらのことが引き金になって、

連鎖的に

金融投機が様々な分野に広がり始めました。

 

それがオイルマネーであり、

この間までうなぎ登りの上昇を続けた

ガソリン価格です。

それ以外にもコーンや灯油、

今は金などにも普及しています。

日常の石油化学商品などにも

コストアップしてきました。

 

  3,正常な経済循環とは?

 

 ところで、

このような激しい経済の激変の

根底には何があるかというと、

 

まず、

人が生活をする上での

基盤になる日々の生産部門と、

 

その結果である

労働者に対する分配、

 

更に

その人々の消費と、

それに関連する流通業に

異常事態が起きていると

見なければ成りません。

 

  その異常事態とは何かというと、

自然の生命の営みで云うと

生態系の異常事態であり、

食物連鎖の崩壊を例にとることができ、

つまり、

それは人間社会では生産活動と

消費活動において、

人々のバランスのとれた生活の営みに

アンバランスな事態、

もしくはその崩壊過程が

始まっていることを意味します。

 

  人間は他の動物と違って、

経済活動の中で

その物々交換に

お金という便利なものを生み出し、

その交換をスムーズにできるように、

長い歴史の中で

そのお金をますます便利なものに

してきました。

 

 従って、

本来お金は生産したものと、

お金の額はつり合っているのが

当たり前のことで、

日々あまり障碍なく、

お金と物資は平行して、

物資(ものともの)が交換される時

交換手段として流通していくものでした。

 


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