(1) ウクライナの悲劇の始まり
ウクライナでは政府が騒乱でオデッサの虐殺を裁かなかったばかりに、
紛争から取り返しのつかない戦争にまで燃え広がりました。
“ミンクスの合意”までこぎ着けたのに反故にしてしまった事が最大の原因の様です。
***2022/02/24 — ミンスク合意 2014年に始まったウクライナ東部紛争を巡る和平合意。ロシアとウクライナ、ドイツ、フランスの首脳が15年2月にベラルーシの首都ミンスク ...https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB232E50T20C22A2000000/
***https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF2 ミンスク2 説明
マスコミ報道のように部分だけ切り取れば、
プーチン大統領が、かつてはよりにもよりによって、
兄弟国であったウクライナに何故進攻してしまったのか?
全体像が理解できなくなるし、公正な判断をできなくなります。
勿論どんな理由にせよ他国への侵略(国際法違反)は許してはなりません。
いつでも犠牲になるのは何の罪もない一般庶民です。
(2)ウクライナ戦争の背後にあるものは?
何より重要な出来事は、
ウクライナでは侵攻以前に親ロシア派の大統領の治世下でマイダンクーデターが起こりました。
この時点でウクライナは欧米派ウクライナに転換しました。
マイダンクーデターの背後には米国のCIAや公然とした干渉として米国の元国務次官ヌーランドの
巨額の資金も含めた親ロシア派大統領の追い落としを図った支援があったという事です。
当時ロシアはNATO軍事同盟と対立していた為中立、緩衝地帯をウクライナに要求していました。
欧米派ウクライナではユーロの一員になり、NATO軍事同盟に加わりロシアとの国境地帯には
NATOの基地が置かれるようになるのは時間の問題となっていたからです。
その後、親ロシア派の多い東ウクライナと
欧米派の強い西ウクライナで紛争から内戦が始まりました。
それは親ウクライナ住民が多く、ロシア語が普通に使用されていたため
ロシア系の住民の差別と弾圧、虐殺が頻繁に起こるようになったからでした。
当初最も活躍したのは、ナチスを信奉したアゾフテロリストでした。
それまで、彼らはウィキペディアでもテロリストとして記載されていて有名でした。
ロシアの進攻後、何故かウクライナ軍の正規軍に組み入れられ、
テロリストの汚名は消し去れたようです。
(3)内戦の始まりとは?
そのような状況下で
親ロシア派と親欧米派の間であちこちで衝突が起こりました。
そこで有名なのが「オデッサの虐殺」です。
ある建物に逃げ込んだ親ロシア派デモ隊の人たちがいた、
その建物の中に火炎瓶を投げ込み、
50人近くの人々が焼け死にました。
そして各地で虐殺された人々は14000名にものぼるそうです。
この頃から内戦となったようです。
(4) ミンクス合意とは?
その後衝突の拡大を避けるために
一時、欧米各国とウクライナ、ロシアの間で合意ができたのが
「ミンクスの協定」でした。ミンクスの合意は2度決まったのですが、
どちらも外国の介入で反故にされました。
***2022/02/24 — ミンスク合意 2014年に始まったウクライナ東部紛争を巡る和平合意。ロシアとウクライナ、ドイツ、フランスの首脳が15年2月にベラルーシの首都ミンスク ...https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB232E50T20C22A2000000/
***https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF2 ミンスク2 説明
(5)プーチンロシアの軍事侵攻の始まり!
我慢できなくなったプーチンによる大規模なロシアの進攻が始まると、
その後、
今度はロシア兵によるブチャにおける「ブチャの悲劇」が起こりました。
とにかく報復には報復を招くし、公正な解決も不可能になるでしょう。
憎しみの連鎖は限りなく続くのが戦争の鉄則です。
後は勝つか負けるか、あとは地獄へ真っ逆さま。
勝てば官軍というが、これも第二次大戦までの話だったはずですが。
現代は高じて酷くなれば一気に燃え上がり、核戦争へ!人類の破滅?
最後に、
(6)日本は如何にして戦争に誘導されるか?
日本も例外でなく、ウクライナ戦争が起点となり、
今日集団安全保障条約が日本を始め多くの国々で結ばれ、
世界を軍事的にリードする米国が戦争に動けば
多くの国が参戦を強いられる状態がますます強まっています。
その最先端の戦場が沖縄です。そこは米軍の最前線であり、
巨大な軍事要塞となっています。又全国に100以上の米軍基地を抱えています。
安倍元首相の「台湾有事は日本有事」のかけ声はその典型です。
これはあきらかに憲法違反ですが、
米国の属国であり、米軍主導の自衛隊で有る限り、
日本国民の意志に関係無く、我が国も限りなく戦争に向かって誘導されます。
始まれば最早手遅れ!となるでしょう。
(7)経済制裁の連鎖の危険性について
また経済制裁の連鎖は
限りなく続き、放っておけばどこかで火を噴くでしょう!
一刻も早く停戦することが求められています。