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尖閣諸島問題はこれまで漁業問題で
競合する事は有ったが、
それなりに平和的な関係の中で進んできた。
最近海底資源が豊富だと知られるようになってから
中国が強く領有権を主張し始めた。
中国は東南アジア諸国との間でも、
たとえば南沙諸島海域でも
東南アジア諸国と領海争いが続いている。
国内でもチベット問題など多くの問題を抱え、
領土・領海問題では中国は特別シビアになっている様だ。
経済関係では
日本の対中国貿易高でも
最近はUSAのそれを凌いだといわれるほど
相互依存関係は深まっている。
今敵対関係に陥れば
相互に経済的打撃は計り知れない。
ただ、
長期的に見れば日本の方が不利のようだ。
日本が退いても韓国やドイツなどが
肩代わりする可能性が強いからだ。
新幹線導入でも
日本はドイツに敗れたといわれている。
鳩山政権時代、
東アジア共栄圏を外交政策として打ち上げたが
最近鳩山政権が崩壊してから棚上げとなっている。
また小沢氏が中国に150人の国会議員を引き連れて
中国に渡って世間を驚かしたことも有ったが
政治と金の問題で立ち消えとなってしまっている。
中国にとっては
落胆させられたということ以上に
軽蔑の対象になってしまっている可能性もある。
また今回は沖縄の基地問題で
中国包囲網のキーストーンでも有る沖縄で
USAの譲歩どころか
更に強化する方向で
進み始めていることも
中国にとっては
見過ごすことのできない事だろう。
中国にとっては落胆どころか
対日関係に警戒と緊張の糸が
張りだしているのが実態だろう。
それは日本が驚異になるという意味ではない。
対米関係が一層重くのし掛かるという意味において
ということだ。
対日的には
USAのポチという見下した見方が
広がっていると
見るべきだろう。
それが今回、
中国の矢継ぎ早の制裁・報復処置となって
現れているのかもしれない。
ただ、
今回の逮捕劇が偶発か計画的かによって
その狙いは複数の見方が出てくるだろう。
計画的の場合は
安保の深化がいかほどのものか
USAの動きを
試してみたともいえるだろう。
偶発であれば
中国の本性をさらけ出す働きをしたともいえる。