最近、
中国の外交政策が急激に
変化したのではないだろうか?
それとも
日本の尖閣列島あたりの領海政策が
シビアな対応に
変更したからなのだろうか?
というのは今まで中国との間で、
今回ほど
中国政府が強硬に出たことは
なかったような気がするからだ。
海上保安庁の巡視船に追われて、
何を思ったのか
巡視船に体当たり?
船をぶつけたことによって
逮捕されたことが発端の様だ。
警備船に船をぶつければ、
たとえそれが国内船であっても
責任者が逮捕されるのは
通常当たり前の話なのだ。
ただ、
問題はそれを裏付ける証拠が
公開されていない(後日ビデオが公開される)のが
難点では有る。
また、
実際取り締まりをしている場所が
領海すれすれの場所のようなので、
日本側の主張と
中国側の主張では
食い違いが出てくる可能性が有る。
それにしても
結果が明らかにされる前に
様々な制裁処置が出てきたのが
今回の特徴の様だ。
嫌に強行に感じているのは
私だけなのだろうか?
政府の対中国政策、領海政策上の観点とは
ちょっと違う
法的遂行の途上で起きたことの様だ。
話し合えば
解決できる事と思われるのだが?
ただ、
領海範囲問題で
明確に、
お互いが納得していないようなので
相手国がここまでは自分ところのもの、との
思い込み?が有れば
解決が長引く可能性が出てくるだろう。
問題は、
国民の民族主義的な気分を煽りながら、
力によって解決しようとすれば
事態は悪化の一途を辿るに違いない。
ただ
今何故このような問題が起きてきたか?
と問えば
一つは昔から続いている漁業権問題であり、
もう一つは最近話題になっている
海底資源の問題のようだ。
更に付け加えるとするならば
最近これも日本の北の端で
領土問題を我が国と持っているロシアである。
そのロシアと中国が
とみに最近接近の度合いを
増してきていることである。
それが
中国を勢いづかせている面も有るかもしれない。
両国が対米、対日対策で提携し、
陽動作戦をとれば
日本もそれ相当の覚悟と外交戦略を持たないと
大変な事になるかもしれない。
今回の中国との問題、どう考えたらよいのか、難しいです。
アメリカが日本よりの発言をされたとか、
これによって少しホッとしている自分と、
今後ますます米国依存が深まって、沖縄の基地が撤退されないだろうと、辛くなる自分がいます。
でも、日本は毅然として欲しいですね。
ただ、この問題をテコに日本の外交戦略を高めれば、また日本の重要性と国際的地位を高めれば沖縄住民の意思を無視できなくなる可能性も秘めていると思います。