1,迫られる決意
今、我が国で起きていることで
重大な問題が提起されていることを報告します。
其れは我が国が、
米国に重大な決意を迫られていることです。
2,尖閣諸島問題にかくれた台湾侵攻
尖閣諸島問題及びその領海が
中国によって脅かされていますが、
其れは尖閣諸島を守ることだけでなく
同時に、
台湾は中国領だという前提に立って
中国による台湾侵攻による危機をはらんでいることです。
3,限定的集団的安全保障条約の発動?
一旦侵攻が始まれば、
安全保障関連諸法が発動し、
自衛隊は米軍を警護し、
米軍は台湾海峡に出動します。
そこでは、中国による台湾侵攻と同時に
太平洋艦隊は尖閣諸島沖に殺到するでしょう。
4,日本国憲法第9条の枠を超える
そうなれば、
当然尖閣諸島沖で
日・米と中国の衝突は不可避です。
尖閣諸島沖で専守防衛の立場からは
ここで終わると言うことになりますが、
台湾は一国二制度で
領土的には中国だということが
制度上認められています。
限定的安全保障の危険性!
現実の戦争は我が国が日米同盟の元で
護衛の役割、兵站の役割を担えば、
其れは中国にとっては、
日本は重大な戦略的役割を担ったことになります。
看過できない事態と言うことです。
攻撃を受けることは不可避です。
ここでは台湾海峡での戦闘の度合いによって
日米が一体となって”台湾防衛”に当たるとすれば、
其れは明らかに憲法上「侵略」を意味します。
国境を越えて自衛隊を派遣することになるからです。
当然、中国にとっては、
日本列島の日米基地、補給基地にたいする攻撃が
焦点になります。
これは戦前の「満州事変」の頃を想起しますね。
5,国際戦争への危機
台湾海峡で
大規模な衝突が始まると同時に、
国際的な戦争に広がるでしょう!
西砂・南沙諸島沖でも海戦が始まる可能性があるからです。
6,米国による「重大な決意・覚悟」の要求
我が国は沖縄が米軍の重要な基地であり、
日本列島全体に基地と兵站基地が存在します。
このことは、
戦闘が大規模化すれば
日本列島も無傷では到底おれなくなります。
交換条件の存在!
尖閣諸島を共同防衛することは
すなわち台湾危機において共同参戦する。
このような交換条件が隠されていたからです。
このことを、
米国政府は日本政府に「決意と覚悟」を迫っているのです。
これに対して、
野党は専守防衛の立場ですが、
政府は曖昧な態度を取っていることに
重大な危険性があるのです。
憲法改正もここに連動しています。