哄う合戦屋
北沢秋
双葉社
978-4-575-23664-4
2009/10
★★★★
東大工学部卒の著者のデビュー作。
武勇者として名高い稀代の戦上手『石堂一徹』が、甲斐の武田と越後の長尾に挟まれた中信濃に主従を求めて現れた。
「もはや拙者には富貴も栄華も要らぬ。願うはただ殿を天下人にすることのみでござる」
領主、遠藤吉弘に無禄の家臣として拾われ軍師の力を存分に発揮し、やがて武田との戦を目前にするが…。
生まれながらの合戦屋と、領主との間に漂い始める不穏な空気。
壮大な動乱の世を背景にしながらも、領主の娘『若菜』との心の通じ合いが清涼に描かれているのが印象に残る一冊。
北沢秋
双葉社
978-4-575-23664-4
2009/10
★★★★
東大工学部卒の著者のデビュー作。
武勇者として名高い稀代の戦上手『石堂一徹』が、甲斐の武田と越後の長尾に挟まれた中信濃に主従を求めて現れた。
「もはや拙者には富貴も栄華も要らぬ。願うはただ殿を天下人にすることのみでござる」
領主、遠藤吉弘に無禄の家臣として拾われ軍師の力を存分に発揮し、やがて武田との戦を目前にするが…。
生まれながらの合戦屋と、領主との間に漂い始める不穏な空気。
壮大な動乱の世を背景にしながらも、領主の娘『若菜』との心の通じ合いが清涼に描かれているのが印象に残る一冊。