今月初めに3階の真上の部屋に越してきたNさん家族。
日本人の奥さんが2人の娘を連れて帰省してる夜に、ご主人から「一緒にビールでも飲まない?」って誘われたので喜んで行って来た。
そのご主人とは、オレゴン出身のアメリカ人。
引っ越しの挨拶に来た時にすっかり意気投合し、また機会を持って喋りましょう!と社交辞令のように言ってたけど、まさかこんなに早くそのチャンスが来るとはね。
えー、彼は日本語ペラペラです。
けど、 犀門が拙いながらも英語を喋るので、会話の8割近くは英語。
たまに犀門が間違った理解をした時のみ、すかさず日本語で意思疎通の確認をしてくれる。
なるほどね、勉強になりますわ。
瓶ビールをラッパ飲みしながら、彼が茹でた若干硬めの枝豆を摘みつつ、先ずはお互いのこれまでの人生を軽く紹介。
そうかー、 Eugene の出身なのか。
お父さんの影響で日本の仏教絵画に興味を持ったのがキッカケで日本に特別な思いを抱き、その後は御多分に洩れずアニメに嵌ったらしいw。
そして、何とか日本に行きたい!と考え、誠に安易ではあるけど、某プロジェクトに参加し、福島県いわき市にて英語教師としての生活をスタートしたんだって。
そこで後に奥さんとなる人と出会ったのだ。
部屋を見渡すと、壁にウクレレが掛けてあったので「弾くの?」と話を振ってみると、嬉々として壁から外してポロンポロンと鳴らしてくれた。
おやおや、チューニングが狂ってるようだ。
知ってる?、ウクレレをチューニングする時、日本語だと「♬花子さ~ん」って言うのだよと教えると笑ってた。
そして、そのウクレレを 犀門に手渡し、奥の部屋から別のウクレレを持って来た。
これがボディがフレームだけのエレアコなんだな。
苦労して探し、入手したらしい。
iPhone のアプリで2台をチューニングし、エレアコを小さなアンプに繋ぎ、 犀門に基本コードの手ほどきをしてくれた。
なるほど、C→Am→F→G7…はこう押さえるのだね♫。
中学生の頃からギターを弾いてる 犀門だもの、そのあたりの呑み込みは早い。
こうして音楽で盛り上がるのは何とも心地良いのだ。
その後はお気に入りの YouTube 動画をテレビに飛ばして流したり、ジブリが好きだと言うので地元の誇りであるジブリの場所や宮崎さんのアトリエ・二馬力のネタ、更には幾つもの作品のロケ地にもなった野川周辺の場所のアレコレもネタに。
毎年恒例のイベント、はらっぱ祭りを紹介したところ、速攻で YouTube 検索して、祭りの様子を食い入るように見てた。
とても気に入ったようで、今年は一緒に行く事を約束。
そして、福島に居たのなら震災の事も気になったので話題にしてみた。
あの時には既に東京に引っ越していて無事だった上に、いわき市で被災した友人を何人か受け入れていたらしい。
優しい家族なのだ。
奥さんの実家や親戚など、幸運にも大きな被害はなかったのも良かった、うん。
この間、犀門が持参した Jim Beam は2人してロックで数杯飲んだ。
もうひとつの、お土産、オーブンミトンのシフォンケーキは奥さん達が帰って来てから一緒にどーぞ。
そんなこんなで2時間半、実に心地良い時間でした。
最後に「写真を1枚!」ってお願いしたら、迷う事なくウクレレを抱いて、こんなひょうきんな姿を写させてくれたw。
ありがとね、Ryan。
また、一緒に飲もう!。
あっ、貸してくれた「風の谷のナウシカ」は、今、懸命に読んでるから!。