トップの画像は 551蓬莱の豚まんだね。
10月も終わりに近づき、かなり冷え込んできたので、きっと飛ぶように売れてるだろうな、551の豚まん。
かなり昔に三宮で一度食べたきりの犀門は、この時期になるとやたらと恋しくなる。
旨かったなぁ………。
ジュル。
いやいや、今夜はのんびりと豚まんに想いを馳せてる場合じゃない!。
大変な事実が発覚したのだ。
メールの署名やメルアドに使っている「5051」という番号の話だ。
そうそう「551」じゃなくて「5051」の話なのだ。
「このマクラの為に蓬莱の画像を使ったのかい?!」と思った貴方、正解ですw。
はいはい、話を進めましょ。
そう。もう30年弱の長きに渡り愛用してきた、お気に入りの番号「5051」が、正しくは「5150」だった事が本日判明したのだ。
まず、何故に「5051」なのか。
すこしゴタゴタ書くが、読み飛ばさぬようお願いしたい。
犀門は1984年に開催されたL.A.オリンピックの直後に華の駐在員としてL.A.に赴任した。
26才の、まだまだ青い若者だった。
事務所のある Gardena と言う L.A. 南部(South Bay Area)の街にアパートを見つけるまでの半月程を、友人の母上が経営するダウンタウンの北にある小さなホテルに宿泊していたんだな。
Gardena から車を走らせ、#110 Harbour FRW を北へ走り、背の高いビルの乱立するダウンタウンを少し越えたあたり。
町名はズバリ「Los Angeles」の、on West Temple Street。
確か、市庁舎とも道つながりだ。
しかし、ダウンタウンから少し離れただけの地域だからか、治安が非常に悪く、毎晩のように複数のパトカーが走り回り、ヘリがバリバリバリッと極低空で飛んでは容赦なくサーチライトを照射してるような、危険極まりない場所なのだ。
多くの叫声や、銃声も当たり前のように頻繁に聞こえる。
キャーッ、何て恐ろしい場所なんだ。
赴任早々、何でこんな危険な場所に寝泊まりしなくちゃならないんだよ?!。
不安と恐怖はは最高潮だったが、他にまるで選択肢が無かったので仕方ない。
友人の母上は大変優しく、併設してる日本食レストランで毎晩のように美味しい食事を(ほぼ無料のような代金で)提供してくれる。
勿論、ビールなんかもグイグイ飲ませてくれる。
一歩外に出ると非常に危ないのだが、ホテルの中は極楽だったのだ。
背景はこんな具合だが、いよいよ「5051」問題の核心に迫るのだ。
この危ない地域に佇むホテルに泊まっている間に、恐らくテレビからの情報で知ったと記憶しているが、 L.A. の犯罪多発地域などに出動する凶悪犯に対応する専門のパトカーの屋根にペイントされてる認識番号が「5051」らしいのだ。
おー。
毎晩のようにホテルの近くを走り回ってるパトカーの屋根にも、きっと「5051」ってペイントされてるんじゃないか?。
残念な事に、実際のパトカーで確認するチャンスはなかったが、何だか急にこの番号に親近感が湧いた。
何より、何とも格好いいではないか、「5051」よ。
そしてだ。
この「5051」を L.A.P.D. に断る事なく頂戴した。
パクリって奴だねw。
事務所にはパソコン(懐かしの NEC9800series)もあったけど、まだまだインターネットなど陰も形もなく、通信手段はファクシミリの全盛期。
東京本社との Fax 通信の最後に名前を書き入れる時に、暗号のように「5051」と加えていたのが始まりだったかな。
(仮名)山田太郎5051、みたいにね。
それから幾霜月。
その間に、あの Van Halen の凄腕ギタリスト、Edward Van Halen…
この何とも可愛らしい顔をしたお兄ちゃんだね。
それにしても随分と若い頃の写真だw。
この Edward(以下、愛称で Eddie) も、この「5051」がお気に入りで、自分のスタジオの名前にも使ってると知る。
益々、格好いいじゃないか、と自己満足。
「この5051って何さ?」
メールをしてる友人や仲間にそう聞かれる度に、上のような説明を繰り返してきた。
ところがだ。
昨夜、メールをしていた洋楽好きの大阪のお姉さん。
このお姉さんもご多分に漏れずに「5051って何?」って聞いてきたので、またまた説明。
すると…
【確かヴァン・ヘイレンのアルバムか曲のタイトルにあった様な…?】
などと仰る。
更に…
【1986年3月、7枚目のアルバム『5150』リリース。 新生ヴァン・ヘイレンは多くの人に受け入れられ、全米最高1位を記録する。シングル「ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラブ」がトップ3ヒット。】
などと、有り難い情報まで提供してくれた。
なるほどね、そんなタイトルのアルバムを出してても不思議じゃないよね。
などと鼻の穴を膨らませていたのだが…
よーく読んでみると…あれっ?。
アルバムタイトルは「5051」じゃなくて「5150」じゃないか?。
ふむ。
何かの間違いか?。
暫し慌てる犀門爺。
で、ネットで色々とググってみたら…
あちゃーっ。
どなたかのブログに、このアルバムが紹介されており…
その文末に…
アルバムタイトル「5150」の意味は
● エディ家の裏庭にあるスタジオの名前。
● エディのギターにも「5150」と書かれている。
● LAPDの無線機暗号で「犯罪を犯す可能性大の狂人」の意。
(アルバムライナーノーツより抜粋)
などと克明に書かれているではないですか!。
ガーン…。
暫く唖然としました。
Eddie の自宅スタジオ云々は間違ってなかったけど、ずっと「5051」だと思っていたのが「5150」だったとは!。
しかも、パトカーの屋根にペイントされた認識番号ではなく、無線機で使う暗号だったとはね。
あの、恐怖に一人震えていた幾つもの夜を即刻返せー!、と叫びたい心境。
はい、認めます。
正しくは「551」だったのね。
イヤイヤ、それは蓬莱やん!。
遊んでないで素直に認めましょ。
正しくは「5150」だったのだ。
一体、どんな聞き間違いをしたのやら。
今からでも遅くない、スピード・ラーニングで勉強し直すべきだろか?。
さて、このように真実が明らかになった訳だが、もう犀門本人の身体の一部のような存在になっている「5051」を、今更「5150」に変える訳にもいかない。
なので、この間違えもシャレとして暖かく受け入れ、今後も末永く「5051」を使っていく所存であります。
今まで間違った説明を聞かされていた皆さん、申し訳ない。
素直に頭を下げます(見えないだろうけど)。
それと、名前は出せないけど大阪平野区のお姉さん、間違いに気づくキッカケをありがとう。
これにも頭を下げます(見えないだろうけど)。
お礼と言っては何だけど、この記事の URL をお送りしますので、笑って読んでやって下さいませ。
あぁ、久々の更新だった。
しかも反省満載のダラダラとした乱長文。
疲れました。
では、また。