丘陵の花

　　　　　　　　丘陵の入り口に咲く花木には万葉の花もいくつか・・・

　　　　　　　　　　　　　かはづ鳴く神なび川に影見えて今か咲くらむ山吹の花　　　　　　　厚見王　　　(　巻八・1435　）

　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　磯影の見ゆる池水照るまでに咲ける馬酔木の散らまく惜しくも　　　　（　巻二十・4513　）

　　　　　　　　　　　　　磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君がありと言はなくに　　　大来皇女　(　巻二・166　）
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　 巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を　　　　　　　　坂門人足（　巻一・54　）

　　　　　　　　　　　　 河上の　つらつら椿　つらつらに　見れども飽かず　巨勢の春野は　　　 春日老　 (　巻一・56　）
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　丘陵の花・フォトチャンネルです

今宵は満月

　　　　　　　　　桜の花影に見上げる満月・・・と言うには
　　　　　　　　　少々ぼやけた月です～～
　　　　　　　　　今宵は十六夜の満月でした。
　　　　　　　　　雲りがちな空に見えてくれただけでも“ありがとう”です。
　　　　　　　　　かえって春らしい・・といえるのかも知れません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桜ではなく花桃でした。
　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　おやすみなさい～
　　

夕暮れの丘陵

　　　　　　　　　雨のあとの所為かいつもより暗い夕方の丘陵です。
　　　　　　　　　こんな風情もまた好いものです
　　　　　　　　　きっと私以外にも名のり出る方がいらっしゃるのでは・・・？

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　丘陵下の新緑
　　　　　　　　　


　　　　　　　　フォトチャンネルをどうぞ


　　　　　　　　　　　　山桜が、辛夷が。。。素敵です
　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　正面奥の平は日野台地。
　　　　　　　　　　　　甲州街道が通っているところです
　　　　　　　　　

我が家の桜

　　　　　　　　今日は冬に逆戻りしたような寒さ・・・しかも雨降り。
　　　　　　　　今日、会社のお花見とお聞きしているMさん、そしてWさん・・・　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　それぞれあいにくのお天気ですね～
　　　　　　　　一番乗りして咲いた桜も最近の寒さに散り倦んでいるのではないのでしょうか？
　　　　　　　　私は後一か所観に行きたい桜の名所があったのですが延びています。　今年行かれるかしら。。。

　　　　　　　　ところで我が家にも桜の木が一本あります。
　　　　　　　　　　　＜　啓翁桜　＞
　　　　　　　　かれこれ５、６年になりますが、強剪定してしまい今年はなんとも淋しい花数です　　
　　　　　　　　　　　桜切るばか・・・でした。　
　　　　　　　　建物の近くに植えてしまいいろいろ心配もあり、業者さんに植え替え依頼しなくてはならないかも・・・
　　　　　　　　今年の占いに木は切らないこととあったので、取りあえず切るのは止めますが。
　　　　　
　　　　　　　　　　　　

丘陵のスミレ

　　　　　　　　　　　昨日、中央大学へ向かう時、丘陵を越えていきました。
　　　　　　　　　　　登り道に沿いタチツボスミレがずっと咲き続いていました。
　　　　　　　　　　　でも、途中から花はタチツボスミレと似ているのですが、葉が異なるスミレになってきました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　タチツボスミレ　＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　
　　　　　　　　　　　　こちらは葉の形がタチツボスミレとは違います。
　　　　　　

　　　　　　　　　　　　写真家　深谷利彦氏のHPによりますと
　　　　　　　　　　　　高尾山ではどこまで歩いてもこのスミレが咲いているほど多い・・と記述があるので、
　　　　　　　　　　　　高尾山とそう離れていない多摩丘陵だから、ホソバノスミレサイシンだろう・・・か？

　　　　　　　　　　　　さらに進んでいきましたら濃い紫の姿の良いスミレが咲いていました。
　　　　　　　　　　　　こちらは普通スミレと言われる濃い紫のスミレとはまた葉が違うように思います。
　　　　　　　　　　　　ひとくちにスミレ・・・と言っても花や葉で呼び名が変わり、正確な名前の判断はむずかしいですね。