ミモザの花咲く庭から

一期一会に感謝     写真中心のブログです

われこそ益さめ

2007-12-31 | 万葉の花・歌碑・故地など (自己記録)
      実にいろいろあった一年でしたが、あと僅かで終ろうとしています。
      静かに万葉人に思いを馳せながらの大晦日などもいいものですね。
      万葉恋歌には何首も好きな歌がありますが、その中の一首を・・・

      秋山の 樹(こ)の下隠(かく)り 逝く水の
      われこそ益(ま)さめ 御思(みおもひ)よりは  (巻二・92)

                            ー鏡王女(かがみのおおきみ)ー

      天智天皇への返歌と言う事ですが、上の句、見事な比喩ですね。
         <秋山の樹下の落ち葉に隠れて静かに流れて行く水、
          その水のかさが増していくように、あなたが思って下さるよりも、
          私の方がもっと深くお慕いしているのですよ>
      そのような意味合いの歌だと思います。

      写真は、もう何年も前になりますが、奈良・桜井の先にある押坂(おっさか)の
      舒明天皇押坂内陵を訪ねた時のものです。
      すぐ横を流れている小川の中に、犬養 孝さん揮毫によるこの歌の歌碑が
      建てられていました。
      鏡王女のお墓と言われている所は、この小川の少し上流の
      田んぼの中のような場所にあり、お墓と言うよりはまるで薮のようでした。

         お互いにこのような気持ちを抱く事ができたら幸せですね。

              ~素敵な新年をお迎えください~

      
      
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新年の花

2007-12-31 | 我が家の花日記一覧(2008~2013)
         大王松と紅白の南天をいただきましたので
         ハボタンと菊、庭のせんりょうとを足して挿してみました。
         縁起ものがこれだけ揃うと気分は新年!です。
         松はとても太くてノコギリで切りました

               
        
        

         しのぶさん、お父様、いつもお心にかけてくださって
         本当にありがとうございます
         お母様のように巧くは活けられていないと思いますが・・・・

                 
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塩船観音

2007-12-29 | Weblog
         義母が亡くなって一年。今日は命日です。
         朝、主人とお墓参りに行ってきました。 
         車で一時間かかりますので、これから老いる一方の私たちには
         そう頻繁に行ける所ではありません。
         日当たりの良い墓地に人影はまばらで、一人、二人ほどでした。
         墓石を清めて、花を飾り、線香をたき、手を合わせました。
         あちらでも義母は、あれやこれや心配しているのだろうか。

         墓参の後、塩船観音に行ってみました。
         躑躅の花で知られていて、時期には大変な人出の様です。
         山門をくぐり阿弥陀堂~薬師堂~本堂と巡り、殊にお薬師様には
         ぼけ封じからピンピンコロリまでお願いしてしまって・・・。
         あゝ、神仏にはただ感謝して手を合わせるだけでよいのでしたね。
         雨上がりのしっとりした境内は、初詣の受け入れの準備の最中で、
         一般の人はほとんどいませんでした。
         本尊の十一面千手千眼観自在菩薩は、年に四回開扉されるそうですので
         その日に合わせていつか再訪したいです。

       
       < 山 門 >


           
           < 阿弥陀堂 > 良い風情でした。

          ※ このお寺は、京都・醍醐寺を総本山とする別格本山だそうです。
            ”醍醐の桜”や”秀吉の庭”で知られている、かの醍醐寺にゆかりの
            お寺である事を今日初めて知りました。 
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うさぎのやきもち

2007-12-26 | うさぎのポコ
     最近、うさぎのポコがやきもちをやくのです。
     何に対してかと言うと、孫たちにです。
     孫1号は、朝早く顔を見せに連れてきてくれるのですが、
     私がその子を抱っこしていると、ケージをガリガリ噛んだり、  
     中を行ったり来たりして落ち着かなくなるのです。
     今日は3時間程、孫2号を預かったのですが、私が抱っこして
     何気なくポコの前の椅子に掛けていたところ、怒った時のしぐさ
     ”うしろ足で床を叩く”事をしきりにするのです。
     ああ、怒っているな、と思い、見えない場所に移動したところ
     すぐ止みました。
     うさぎのような小動物にも人間で言う感情のようなものがあるのですね。
     本能的なものなのでしょうか。
     この家では自分(?)が一番に私たち飼い主の愛情を受けていると
     思っていたのに・・・ところが、ところがと言う事になって来ている。
     どうもおかしいな、と感じるのでしょうねぇ。
     
     あとでサークルに出して遊ばせる時に、「ポコは可愛い、かわいいんだよ。
     ポコは一番のお姉ちゃんだからね、赤ちゃんたち可愛がってあげようね」と、
     いっぱいいっぱい撫でてやります!
     
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子宝草(こだからそう)

2007-12-26 | 我が家の花日記一覧(2008~2013)
      秋のある日、発電所の見学をした折、事務所の前で
      配られていた一鉢。画像よりもっと小さな苗でした。
      子宝草と言って葉にいっぱい子供が付きます。
      先日どなたかが”はからめ”と、成長記録をブログにのせておられましたが、
      まさしく、葉から芽が次つぎに出てきて
      子孫繁栄に因んだ縁起の良い植物です。
      以前に友達から頂いたのですが、引越しの時に失くしてしまったのです。
      観察などの長期に亘る事は苦手ですが、
      芽が付く様子などを観ていこうかなと思っています。
      
      
コメント (2)
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