ミモザの花咲く庭から

一期一会に感謝     写真中心のブログです

万葉の花  くそかづら

2013-07-31 | 万葉の花・歌碑・故地など (自己記録)
          植え込みや藪に絡まりどこででも見られる蔓性の植物です。
          なんとも気の毒な名前の花ですが匂いさえかがなければ別名のような<早乙女花>です、
          やはり匂いと絡みつく蔓が嫌われものなのでしょう。
          私も庭で見つけたら必ず抜き取りますもの。
           アカネ科の多年草

          莢(ぞうきょう)に 延(は)ひおほどれる屎葛絶ゆることなく宮仕へせむ     ( 巻十六・3855)  高宮王

             (意)  かわらふじに乱れからみついた屎葛のように
                  絶えることなくわたしもたくましく宮仕をしよう

                莢とはむずかしい字と読みですがかわらふじ(ジャケツイバラ)又はさいかちの木を指すようです。
                第一句から第三句までは絶ゆるを導き出すための比喩的序詞

        
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万葉の花 浜木綿

2013-07-30 | 万葉の花・歌碑・故地など (自己記録)
            夕方丘陵下の道を歩いていたらカナカナ・・・と鳴く蝉の声が聞こえてきました。
                 そう。。。ひぐらしの声です~~
            鼻をつままれたようなミンミン蝉や
            耳にするだけでも暑くなるような油蝉の声より風情がありそう(^^♪
            蒸し暑いけれどなんとなく涼しさを感じました。

            さらに下ってくるとたくさんの浜木綿の花が咲いていました
            この種は日本古来のハマユウとは違うようです
            万葉の花は束ねた糸を開いたような花びらです~
            その花が浜辺に咲いていたらきっと素敵でしょうね。
           
            写真の花は白ゆりのように見えますね~分類はヒガンバナ科だそうです。
            別の名を<浜おもと>とも。
            
            

            私たち夫婦の共通の友人の娘さんが木綿ちゃんと言うお名前です。
            詩人のご主人が万葉集の歌からいただいたと言うことでした。
            ご夫妻ともに木綿さんを残してすでになくなられてしまい本当に残念です


            み熊野の浦の浜木綿百重(ももへ)なす心は思(も)へど直(ただ)に逢はぬかも      (巻四・496)  柿本朝臣人麻呂

              (意) 熊野の浦辺の浜木綿の葉が幾重にも重なっているように
                  心では幾重にもあなたのことを思っているけれど、じかには逢えないことです。

               第一句から第三句までは心は思へどを導き出すための比喩的序詞。   参考
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二十日月

2013-07-28 | 月・星・雲、空
           今宵は二十日の月。
           更待月(ふけまちづき)と言う事で宵もかなり遅くなってからの出でした。
        
          

           隅田川の花火中継途中から豪雨になり花火大会は中止になりました。
           我が家の辺りでも急に台風並みの風が吹き始め、そのうち豪雨になりました。

           女子サッカー・東アジア杯 、なでしこの三連覇はなりませんでした~~                                                                                
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多摩動物公園で

2013-07-27 | デジカメ散歩&ウォーキング
         この日は蒸し暑い日でしたが~~
         見て下さい  百獣の王と言われてもすごいのは鳴き声だけ
         群れを作っているあちこちでのこの姿     右の画像のライオンさん、威厳など感じられない・・なんともまあ
      
         

         

         こちらは笑いを集めているチンパンジー
         ちょうどおやつの時間だったのですが~~
         手をたたいたり、腕を伸ばしたりして催促しています。
         そしてキャッチの上手い事!見事な技です 

         

                                                              トンボは素知らぬふり。
         

         シマウマの赤ちゃんが生まれたんだって
         お母さんと一緒にまだ隔離されています。

         

         

コメント (2)
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万葉の花・女郎花

2013-07-27 | 万葉の花・歌碑・故地など (自己記録)
        庭の目立たない片隅でオミナエシが咲いています。
         秋の花として吾亦紅(ワレモコウ)と共に野趣に富んだ花と思います(*^^)v
         お花の好きな人でないとあまり関係ない名前かもしれませんが、
         娘時代に季節的に入って来られた年配の養蚕の先生が、クイズのように
            これはなんて読むやぁ?
         と言っては紙に書いてみせてくれて分らなければ教えてくださって、職場でもお勉強させてもらっていました~(笑)
         その中に女郎花があったかどうかは覚えていませんが花好きから変わった字を書く花の名をいろいろおぼえました。
         書きなさいと言われるととてもとても無理ですが。。。

         このオミナエシは万葉集にも何首か入っています。
         最も知られた歌では山上億良の詠んでいる秋の七草の歌でしょうか。

            
            秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花   (巻8・1537)

            
            はぎのはなをばなくずはななでしこのはなをみなへしまたふぢはかまあさがほのはな   (巻8・1538)

         もう一首

            手に取れば袖さへにほふをみなへしこの白露に散らまく惜しも      (巻10・2115)

               (意)手に取ると袖までもが色に染まる女郎花がこの白露に散ってしまうことが惜しまれる。

                    にほふ=美しいの意

            

         秩父のほうでは七草寺と言って秋の七草を観るツアーなどあり、かつて行かれた方のお話を聞いたことがありましたが、
         いまは秩父でなくても七草を植えているお寺さん、多いですよね。

         我が家に植えている七草は
              萩・尾花(ススキ)・撫子・女郎花・藤袴・朝顔(桔梗)です。
         葛はつるが伸びて大変ですものね。
         すぐ隣の水路のフェンスには手のつけられないほどの葛が絡まっています
         葛は姿は生い茂って困りものですが花はとても良い香りです。
         表題の女郎花はあまり良い匂いとは言えません~~
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