ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

UEC杯のこと

2010-01-08 10:15:15 | 囲碁
さて、今週の週刊碁にUEC杯コンピュータ囲碁大会のことが出ていますね。

もう、あれから1ヶ月半近く経っているとはオドロキですが、

見学に行ったので、今日はその時のことを書いてみます。

コンピュータ囲碁は、最近モンテカルロ法を導入して、

格段に強くなりました。ところでモンテカルロって何でしょう

ちょっとウィキぺディアを開いてみましたが、専門用語ばかりで難しい・・・

ボクもこのモンテカルロ式コンピュータと対局したことがあるのですが

次の1手の候補をいくつか選び出し、そのいくつかの候補の手を

終局までシュミレーションし、勝つ確率が高い手を選んでいるようです。

対局中に、コンピュータがどの手を考えてるか、見ることができます。

人間の場合だと、想定図をつくり形勢判断をする場合、

地を数えたり、石の強弱を考えたりしますが、

コンピュータは、たとえば
A地点 勝率46%
B地点 勝率51% 
C地点 勝率54%
というように局面を分析して、この場合だとCと着手してきます。

この最初の手の候補はランダムに選び出しているそうですが、

前の着手と関連づけてプログラミングされているのか、

それっぽい手を考えているのが不思議です。

大会の詳細は、週刊碁をご覧頂くとして、

個人的に嬉しかったことがありました。

この大会は電気通信大学で行われていて、

大学の研究室からも何名かエントリーしています。
 
12位に入賞して若手奨励賞を受賞した岩川君。

実は、父がやっている囲碁教室に通っていて、

10年ぶりに再会しました。

いやいやビックリ。

こんなこともあるんですね



コメント (2)
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