ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

反省 アルミ杯予選その2

2015-08-31 14:31:51 | 手合

前回に引き続きアルミ杯の予選の話です。

1手30秒に1分の考慮時間10回、いわゆるNHK杯方式の早碁ですので、

1日に二局(組み合わせによっては三局の人もいる)打ちます。

前の碁は午前に打ち、これから紹介する碁は同日の午後に打ちました。

安斎伸彰七段と、私の黒番です。

1図 白△と打たれた場面、中央下寄りの黒と右辺の白がせめぎ合っています。ここでどう打つか。

2図 実戦は勢い余って黒1と迫りましたが白4までどうも苦しい

3図 続いて攻め合い含みで黒5と打ちましたが白6が妙手。

4図 2図黒1ではこのようにハネ伸びて、安定を目指すべきでした。

5図 実戦は振り変わりになり互角の分かれかと思いますが・・・

6図 この攻め合いに来られたら、白が1手ぐらい勝ってるような気がします。空間が多いので全てを読み切るのは難しいですが・・・

4図のハネ伸びは急所でした。これを逃すようではいけません。

この後も、紆余曲折ありましたが、最後はかろうじて勝ち。


棋譜再生

276手完 黒2目半勝ち

アルミ杯はこれで予選通過となり、11月、広島での本戦に進みました。

年齢的に最後のチャンスなので、最年長記録目指して頑張ります。

コメント
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