一昨日のブログで触れた、この地何目?の話、思いのほか反響が多くてびっくりしています。
ブログに書き込みをくれた方の他、facebookやツイッターでも多数の意見、ありがとうございます。
一番多かったのは9分の8目という意見で、ぼくも、やっぱり9分の8なのか?と思い始めて今日研究会に行くと
↑こんなプレゼントが待っていました。
「計算してみたんですけど、9分の8になりました」
と言ってこのメモ書きをくれたのは、一力君。
なるほど、これはエレガントな方程式ですね。さすが
では問題をもう一度見てみましょう。
1図
2図 この形ですが、白1と打った後、白3のアタリが白の権利と見ると、確かに9分の8目です。
ですが、どうもそれだと黒がちょっとかわいそうな気がします。
そして研究会の帰り際に、熊先生が
「計算してみたんだけど、24分の23じゃないかな」
と一言。これは新説です
が色々話すうちになるほど~と思いました。
どうも考えれば考えるほどよく分かりません。
皆さんはどう思われますか?
この問題はコウ材状況によって場合分けですか。
なにやら数学っぽいですねw
なぜばら劫材の具合により打つ手がかわってくるからです。
白が強ければ白の打つ手はサシコミですが、劫に勝てないならサシコミは一手パスになるので打てません。
どちらかが劫に強いと仮定してもまだはっきり答は出ません。残った半劫を単純に1/3としてはいけなくなるからです。
劫のところは、1/3というのは、いいとして、
ダメを詰めるには、一手掛かりますから、権利とはいえ、
黒がその前に、どこかに打つ、その利益分は、どうなりますか?
白が右下に打つとすると、さらにダメを詰めるなら、その間、黒が1/6目以上の手が打てれば、黒の地は半目以上あることになる。
白が右下に打ち、3手の劫を争うと、白が劫を接ぐ間に、黒は半目の手を打てば、よい。
図では、一手、5/9目ですか。
なぜなら、2目と1/3目の間の三手の間の争いですから。