負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

塾 ・・・ 受苦 その続き

2013-11-07 23:00:06 | 原発震災避難者


大遠足



子どもを放ったらかしにしておくのが ・・・ 「 無為 」。


子を思うゆえに やたらに口や手を出したくなるのを

「 待てよ そこまでやっては ・・・ 」

と 自制力のブレーキをかけるのが ・・・ 「 無為を為す 」。


その 「 為す 」 ができるためには

自己支配力とともに ・・・ 聡明さが必要であるはずです。


誤った 「 有意 」 が多い母親は

子にたいして真に必要な 「 為す 」 ・・・

人間としての基本的な躾 ( しつ け) といったような ・・・ は

なおざりにしていることが多いように思われます。



このような強い母親は 夫にたいしても口出しの多い

「 小うるさい女房 」 になりやすいのではないでしょうか ?


その度が過ぎると 夫の心は萎縮して

・・・ リンリンたる男らしさを発揮しにくくなるでしょうね。


その出世 昇進をうしろからあおり 責めたてるようになったら

これは ・・・ もはや最悪

まともな男なら

・・・ 蒸発したくなるにちがいありません。







塾 ・・・ 受苦

2013-11-07 21:00:16 | 原発震災避難者


大遠足



現代との比較においていうかぎりは

おおむかし ( 戦前 ) の母親たちは 5人なり8人の子たちを

無為自然に育てたものです。

こまかいところにまで手出し 口出しをする暇がなかったからですが

その無為のおかげで 子どもたちはスクスク ノビノビと

・・・ 自然に ( ゆがめられないで ) 育つことができました。


かまわれすぎる子たちを ・・・ 私は 不幸だと思います。


「 塾 」 を いちがいに悪いといえないでしょうが

親が 必要のない欲や心配から 子らを

・・・ これに 「 駆り立てる 」 のは 「 有意 」 がすぎるのでしょう。


拙宅の近所にも 幼稚園児を算数の塾へ 小一の子を英語塾へ ・・・

というような 「 教育熱心 」 な母親たちがおわします。

ご尊顔を拝したてまつると ・・・ 

「 柔弱 」 な福相とは 

・・・ お世辞にも申せないようです。



結果はどうなるでしょうか ?

こと ・・・ 志にそむいて

「 じゅうぶんに遊ばせないと 子どもは馬鹿になる 」
             ( 英国の俚諺 =「 正言ハ反ノゴトシ 」 )

を ・・・ 地でゆくことになりはしないでしょうか。


ある落語家いわく

「 塾がよいの過ぎた子は 人間的には ・・・ 半熟未熟に終わりやすい 」

・・・ なるほど ナルホド。


まして 子どもにとって 塾は ・・・ 受苦 ・・・ にすぎません。







真の強さとは ・・・ 克己 その続き

2013-11-07 18:01:40 | 原発震災避難者


大遠足



克己をめぐる名言といえば ・・・


「 自分に克つのが最大の勝利である 」 (プラトン)


「 最上の戦士とは 戦場で千人の敵に勝つ人ではなくて

たった一人のおのれに克つ人である 」 ( 『 法句経 』 )


などが思い出されますが ・・・


「 力あり 」 と 「 強さ 」 の言い分けの絶妙さによって

老子の言のほうがパンチ力があるように 私には思われてなりません。


「 ・・・ 他ニ勝ツ者ハ力アリ 自ラ勝ツ者ハ強シ 」 ( 老子 )


ぜひとも 声に出して言ってみられることを おすすめします。



どうやら 「 他に勝たん 」 と 「 自らに克つ 」 の二つの心は

二律背反的にそむきあうようです。


老子がいましめた 「 為しすぎ 」 の多くも

「 他に勝つ 」 ことにはやる心からこそ

・・・ 生まれるのではないでしょうか。



< うつ病 > や < ノイローゼ > におちいる人たちも

じつは 「 他に勝たん ( 負けたくない ) 」 とする想念が強いのであり

その願望を うまく実現できないために

心が ・・・ 「 落ちこむ 」 のではないでしょうか。

一種のふてくされ ・・・ といえないこともないのです。


劣等感の本質も 「 他に勝ちたい。しかし 勝てない 」 という

・・・ 欲求不満でこそあるのではないでしょうか。


これとは一見反対 異質のものに見える ・・・

暴力的 破壊的な行動に走る人たちも やはり

「 他に勝たん 」 の欲望を低い次元において

・・・ 歪んで発動させているのだ と思われるのです。







真の強さとは ・・・ 克己

2013-11-07 15:00:31 | 原発震災避難者


大遠足



・・・ 他ニ勝ツ者ハ力アリ 自ラ勝ツ者ハ強シ。


老子の言葉です。



「 自勝 」 は ミズカラニ勝ツ ・・・ と読んでもよいでしょうし

また ・・・ その意味でもあります。

いわゆる 「 克己 」 のことです。


勝負なり 競争なりにおいて 他人に勝つのは

・・・ 力 ( 才能 ) があるのです。

それはそれなりに価値があるでしょう。

しかし それはそれだけの 相対的な(二義的な)価値でしかありません。

いくら他人に勝っても

それをもって ・・・ 「 強い 」 とはいえないのです。


第一義的な絶対の価値は 自分に勝 ( 克 ) つこと

・・・ それだけにあります。

それのできる人だけが ・・・ 真に強いといえるのです。

他人との優劣 勝敗は 第一義的には ・・・ どうでもよいことです。

人生において真に相手とすべきは ・・・ この自分自身だけなのです。



・・・ といった意味なのでしょうね。



「 力あり 」 と 「 強し 」 の区別を ・・・ よく味わい

その次元の深浅の差のほどを ・・・ よくよく認識すべきだ

・・・ と思われます。







年齢感覚 ・・・ 気力

2013-11-07 11:56:56 | 原発震災避難者


大遠足



ある青年が身上相談のため 訪れてきました。


大学を出 会社勤めをしているその青年いわく

叔父が工場を経営している。

子がないので その跡つぎになってくれと言われているが

自信がないので ・・・ 断わっている。


「 じゃ いまのサラリーマンの生活は ? 」 と聞いたら

つまらない 不満だらけ 上役とも同僚ともあわない

・・・ という。



( こういうワガマ野郎は ・・・ 救いようがない。

よほど甘やかして育てられたにちがいない)


その彼が タメ息まじりにこう言った。

ボクも29。人生の三分の一すぎてしまったし ・・・


( よくもぬかしたもんだネ。小便小僧のくせして ・・・ 何を言いやがる。

29で人生の ・・・ なら ・・・ この私なんぞ どうなるんだ ? )


( そんなことは言わなかったが ・・・ )

ともかく 年齢感覚を大きくもつべきことを言って

・・・ どやしてやりました。



だいたい年齢感覚の大小というものは

気力の充実と欠如 ・・・ その差から生まれるものと思われます。

気力が満ちていれば

いくつの年においても 「 これから ・・・ 」 の姿勢がとれるが

気が萎えていると ・・・ 小便小僧の年齢においてさえ

「 終わった 」 という意識にとりつかれます。

要は ・・・ 「 気 」 ひとつです。



この青年は このケチくさい年齢感覚のカベを破らないかぎり

・・・ どうにもならないでしょうね。

決定的な 「 開きなおり 」 をせぬかぎり

・・・ 救われようがありません。

・・・ だれも救ってはくれません。


自分がつくったカベを 自分で破るほかに

・・・ 活路は ひとつもないはずです。