大遠足
さて なぜこのように ・・・ 人間が小さくなってきたのでしょうね ?
人間の 日本人の素質に変わりのあるはずがないのだから
してみると 文明の過度の発達 社会機構の複雑化などが
・・・ その主たる因なのでしょうか?
そうであるなら ・・・ これはまことにクヤシイ話です。
自分がつくった文明で 人間としての自分を小さくするなんて
・・・ こんなバカな話はありません。
素質まで小さくなったのなら諦めもつきますが
そうではないのだから ・・・ クヤシイ話だというのです。
どうしたらいいのでしょう ?
文明を捨てて 未開に戻ろうか ?
そんなこと できはしないし ・・・ する必要もありません。
要は ひとりひとりの自覚と意志だと思います。
自覚と意志さえあるなら
こういうゴミゴミとした あわただしい世に生きながら
自分を大きく保つこともできると思うのです。
天から授かった素質は フルに生かさなければなりません。
十の器 ( うつわ ) を天分として授かっているのに
現実の自分は ・・・ 五か 七でしかありえず
それで一生を終わったとしたら ・・・ まことにツマラヌこと
というより ・・・ モッタイナイこと
我を生かしめている天にたいして あいすまぬことというべきでしょうね。
授かった天分を生かしきることが
天意に添って自分を大きくすることです。
天分どおりに生ききった人は
きわめて少ないのであろう ・・・ と 私は思います。