《本巣文殊の森 祐向山の新ルートを歩く!》
西暦1500年代、いわゆる戦国時代の話ですが、「国盗物語」で有名な斉藤道三が美濃守護である土岐氏を打ち破って美濃に領地を持った頃のお話です。
その道三が城を構えた、といっても砦程度のものでしょうが、その場所が祐向山(ゆこうやま)です。標高は374m、金華山と同じくらいの高さですが、濃尾平野の眺めは一級と言えます。
「続・岐阜百山」にも取り上げられ、文殊の森の展望台より少し足を伸ばせば三等三角点のある頂上へと辿り着きます。そこより南東に下り、更に南へ派生する尾根(本巣市と岐阜市の境界線)を行くルートを新たに開拓しました。
道普請とでもいうのでしょうか、藪に隠れてしまったかつての杣道(そまみち)を探し出し、鉈や鋸を使って手入れをしました。それは昔、柴刈りや炭焼きのために麓の方が使った道でもあります。
今回、小学生から70歳代の17名の方々が里山ハイキングに集まりました。文殊の森の駐車場よりスタート、この冬の大雪のせいか、遅咲きの桜が満開でした。先ずは望郷の森の展望台に上がります。今日一番の激坂で、汗が一気に噴出します。夜半に降り止んだ雨のせいか、空気は澄んでいて名古屋のツインタワーも遠くに眺めることが出来ます。登山道の横には三つ葉ツツジでしょうか、淡い紫がかった花びらが綺麗でした。
展望台より北東に向かい、尾根の上を歩くコースとなります。小さなアップダウンはあるものの、自然林に囲まれた静かなルートです。山菜好きな方はタラノメやコシアブラを見つけ、晩のおかずにでもするのでしょうか。
展望台から20分ぐらい、二つの明らかに空堀と判る溝をまたぐと頂上です。三角点を中央に平らになった地形は砦跡に間違いありません。南東方向が伐採のために展望が良く、ランチを楽しむにはベストな場所でした。ぜんざいを作って皆さんに食べていただきました。
食後はいよいよ新ルートへ。ヒノキの植林帯を一気に下って行きます。まだ木も小さいため、眺めは最高です。濃尾平野に向かって流れる根尾川が太陽の光を反射して綺麗でした。エンジンの唸り音に気づいて見上げるとハンググライダーが旋回しているところでした。15分ほど下ったところにも小さなコブがあり、小さな砦の跡のようです。
ここより真南に方向を変え、長い尾根上を行くことになります。大きく下ったあとは雑木の中を行くプロムナードコースです。落ち葉の積もった1メートル幅の杣道をのんびりと歩きます。時より木々の間から岐阜市側の展望が開け、金華山も間近に眺めることができました。空気が澄んだ時期には御岳も望めるそうです。
足に程よい疲れを感じるころに杣道は西方向に向きを変え、一気に下り始めます。道がつづら折になり、足元がズルッといくような場所を過ぎると林道へと出ました。法林寺の集落の一番南のところへ出たようです。柿畑の中を抜けて帰路に付きました。
17名の方々が怪我もなく無事に歩き終えることが出来ました。楽しく充実した一日に感謝です。
西暦1500年代、いわゆる戦国時代の話ですが、「国盗物語」で有名な斉藤道三が美濃守護である土岐氏を打ち破って美濃に領地を持った頃のお話です。
その道三が城を構えた、といっても砦程度のものでしょうが、その場所が祐向山(ゆこうやま)です。標高は374m、金華山と同じくらいの高さですが、濃尾平野の眺めは一級と言えます。
「続・岐阜百山」にも取り上げられ、文殊の森の展望台より少し足を伸ばせば三等三角点のある頂上へと辿り着きます。そこより南東に下り、更に南へ派生する尾根(本巣市と岐阜市の境界線)を行くルートを新たに開拓しました。
道普請とでもいうのでしょうか、藪に隠れてしまったかつての杣道(そまみち)を探し出し、鉈や鋸を使って手入れをしました。それは昔、柴刈りや炭焼きのために麓の方が使った道でもあります。
今回、小学生から70歳代の17名の方々が里山ハイキングに集まりました。文殊の森の駐車場よりスタート、この冬の大雪のせいか、遅咲きの桜が満開でした。先ずは望郷の森の展望台に上がります。今日一番の激坂で、汗が一気に噴出します。夜半に降り止んだ雨のせいか、空気は澄んでいて名古屋のツインタワーも遠くに眺めることが出来ます。登山道の横には三つ葉ツツジでしょうか、淡い紫がかった花びらが綺麗でした。
展望台より北東に向かい、尾根の上を歩くコースとなります。小さなアップダウンはあるものの、自然林に囲まれた静かなルートです。山菜好きな方はタラノメやコシアブラを見つけ、晩のおかずにでもするのでしょうか。
展望台から20分ぐらい、二つの明らかに空堀と判る溝をまたぐと頂上です。三角点を中央に平らになった地形は砦跡に間違いありません。南東方向が伐採のために展望が良く、ランチを楽しむにはベストな場所でした。ぜんざいを作って皆さんに食べていただきました。
食後はいよいよ新ルートへ。ヒノキの植林帯を一気に下って行きます。まだ木も小さいため、眺めは最高です。濃尾平野に向かって流れる根尾川が太陽の光を反射して綺麗でした。エンジンの唸り音に気づいて見上げるとハンググライダーが旋回しているところでした。15分ほど下ったところにも小さなコブがあり、小さな砦の跡のようです。
ここより真南に方向を変え、長い尾根上を行くことになります。大きく下ったあとは雑木の中を行くプロムナードコースです。落ち葉の積もった1メートル幅の杣道をのんびりと歩きます。時より木々の間から岐阜市側の展望が開け、金華山も間近に眺めることができました。空気が澄んだ時期には御岳も望めるそうです。
足に程よい疲れを感じるころに杣道は西方向に向きを変え、一気に下り始めます。道がつづら折になり、足元がズルッといくような場所を過ぎると林道へと出ました。法林寺の集落の一番南のところへ出たようです。柿畑の中を抜けて帰路に付きました。
17名の方々が怪我もなく無事に歩き終えることが出来ました。楽しく充実した一日に感謝です。
早々にも行きたいので地図がありましただ頂けないでしょうか。
祐向山の地図の件ですが、文殊の森への入り口にある喫茶コルマール(0581-34-4885)に置いておきます。説明文も書き込んでおきますよ。
余分に預けておきますので登山に興味のある方はマスターに聞いてみてください。