《プチグレートジャーニー C区間・彦根から桑名へ!!》
いよいよ最終章へ・・・慣れた自転車旅なら安心、といって、交通量の多い道路は苦手なので、冬季通行止め国道306号を選ぶ。彦根市内琵琶湖畔の芹川河口よりスタートする。多賀、佐目、大君ヶ畑、鞍掛トンネル、藤原、北勢、員弁、桑名を経て伊勢湾を目指す。
今回の旅の画像です・・・
http://gallery.nikon-image.com/110885861/albums/2342724/
輪行で彦根駅に降り、彦根城の南側を通過して琵琶湖畔へ。桜にはまだ早くつぼみ堅し・・・堀に映る国宝のお城はいつ見ても素晴らしい。まさしく国の宝だと思う・・・
(琵琶湖畔・芹川の河口)
スタート地点に立ち、記念撮影。湖上には多景島がゆらゆらと浮かんで見えた。芹川沿いに桜の並木の下を東へ向かう。お城のある町は、なんとなく落ち着きがあって心が安らぐ。高速道路をくぐった辺りより田舎の風景に一変する。右手に見える森は多賀大社のようだ。
芹川から離れ、工業団地の先より国道306号へ入る。桜峠を越え、佐目の集落にて旧道へ入ってみる。ちょっとしたお店(よろずや?)を覗いてみる。駄菓子や雑貨が棚に・・・子供のころ、10円を握り締めて通ったお店を思い出した。見上げると猿の軍団が・・・
(佐目辺りの集落)
大君ヶ畑の集落を過ぎると無人地帯に・・・冬季閉鎖のゲートも現れた。ここよりは静かな一人旅・・・三重県堺の山々が白い。鈴鹿山系の鈴ヶ岳?それとも御池岳・・・ずい分昔に登った覚えがある。
(国道306号)
犬上川北谷に沿っ道が大きく左へカーブする辺りより本格的な上りに入る。上着を脱ぎ、気合を入れる。脚に負担が来る分、高度も一気に上がって気持ちが良い。白い山の峰がぐんぐんと近づいてくるのが嬉しい。
(無題)
4月1日が開通のようで、崖から落ちた岩くずは片付けられ、照明類の点検もされているようであった。トンネルの手前で作業の方々が昼寝の最中であった。
(鞍掛トンネル内の氷)
照明の点いていない真っ暗なトンネルを抜ける。暗闇に白い塊が・・・それは氷であった。ツララが割れて落ちたもののようである。冬場の厳しさを感じた。
トンネルをぬければ三重県へ・・・藤原町(現いなべ市?)ののどかな風景が眼下に広がった。ここまで来れば一安心・・・あとは伊勢湾まで下り基調となる。簡単な昼食を済ませ、上着を着込んでダウンヒルに備える。路肩には大量の雪が残っていた。
クルマのこない道を快適に飛ばす。右に左に・・・身体を傾けると面白いように曲がってゆく。まさしく童心に帰る!である。下りきったところが黄金大橋南詰・・・ここよりは旧道を忠実に走って阿下喜の駅へと至る。
(北勢線阿下喜駅にて)
三岐鉄道北勢線(以前は近鉄)日本では数少ない762mm軌間(ナローゲージ)の鉄道路線の一つであるという。路線は1914年(大正3年)、大山田(現在の西桑名)- 楚原間14.5kmに軽便鉄道として開業したという。そのレールは、まるで遊園地の電車のようである。
しばらくは北勢線沿いに走る。時より黄色い車両が走ってくるとカメラを向けてみる。いつかこの電車に乗り、写真を撮りに来たいなと思う。線路に沿った道は静かで、長宮の辺りまで走る。
長宮より大泉橋へ向かい、員弁川に沿って走ることにする。大社橋の袂で小休止。「やぶさめ公園」とある。大社とは、この橋の北にある猪名部神社のことのようで、春に開催される「上げ馬神事」は有名だそうだ。多度大社も知られているが・・・
(伊勢湾へ)
忠実に、忠実に員弁川の右岸を伊勢湾に向かって走る。名阪自動車道、JR関西本線、近鉄名古屋線、国道1号線と過ぎてゆくと海は近い。国道23号の町屋大橋の先で左岸に渡り、南下して伊勢湾へと出た。遠くには客船が・・・対岸には川越の火力発電所が見えた。
ここで若狭湾、琵琶湖、伊勢湾へとつなげたプチグレートジャーは完結。南米のチリ、ナバリーノ島から人類発祥の地、タンザニアまでつなげた関野吉晴さんのグレートジャーニーにはほど遠く、足元にも及ばないプランではあるが、身近なところで旅の原点となるような体験が出来たことが嬉しい。
帰り道・・・桑名市内をぬけ、養老鉄道の播磨駅よりサイクルトレインに乗車、大垣へと向かった。ささやかながら、一人で缶ビールを開け、旅の成功を祝した。
いよいよ最終章へ・・・慣れた自転車旅なら安心、といって、交通量の多い道路は苦手なので、冬季通行止め国道306号を選ぶ。彦根市内琵琶湖畔の芹川河口よりスタートする。多賀、佐目、大君ヶ畑、鞍掛トンネル、藤原、北勢、員弁、桑名を経て伊勢湾を目指す。
今回の旅の画像です・・・
http://gallery.nikon-image.com/110885861/albums/2342724/
輪行で彦根駅に降り、彦根城の南側を通過して琵琶湖畔へ。桜にはまだ早くつぼみ堅し・・・堀に映る国宝のお城はいつ見ても素晴らしい。まさしく国の宝だと思う・・・
(琵琶湖畔・芹川の河口)
スタート地点に立ち、記念撮影。湖上には多景島がゆらゆらと浮かんで見えた。芹川沿いに桜の並木の下を東へ向かう。お城のある町は、なんとなく落ち着きがあって心が安らぐ。高速道路をくぐった辺りより田舎の風景に一変する。右手に見える森は多賀大社のようだ。
芹川から離れ、工業団地の先より国道306号へ入る。桜峠を越え、佐目の集落にて旧道へ入ってみる。ちょっとしたお店(よろずや?)を覗いてみる。駄菓子や雑貨が棚に・・・子供のころ、10円を握り締めて通ったお店を思い出した。見上げると猿の軍団が・・・
(佐目辺りの集落)
大君ヶ畑の集落を過ぎると無人地帯に・・・冬季閉鎖のゲートも現れた。ここよりは静かな一人旅・・・三重県堺の山々が白い。鈴鹿山系の鈴ヶ岳?それとも御池岳・・・ずい分昔に登った覚えがある。
(国道306号)
犬上川北谷に沿っ道が大きく左へカーブする辺りより本格的な上りに入る。上着を脱ぎ、気合を入れる。脚に負担が来る分、高度も一気に上がって気持ちが良い。白い山の峰がぐんぐんと近づいてくるのが嬉しい。
(無題)
4月1日が開通のようで、崖から落ちた岩くずは片付けられ、照明類の点検もされているようであった。トンネルの手前で作業の方々が昼寝の最中であった。
(鞍掛トンネル内の氷)
照明の点いていない真っ暗なトンネルを抜ける。暗闇に白い塊が・・・それは氷であった。ツララが割れて落ちたもののようである。冬場の厳しさを感じた。
トンネルをぬければ三重県へ・・・藤原町(現いなべ市?)ののどかな風景が眼下に広がった。ここまで来れば一安心・・・あとは伊勢湾まで下り基調となる。簡単な昼食を済ませ、上着を着込んでダウンヒルに備える。路肩には大量の雪が残っていた。
クルマのこない道を快適に飛ばす。右に左に・・・身体を傾けると面白いように曲がってゆく。まさしく童心に帰る!である。下りきったところが黄金大橋南詰・・・ここよりは旧道を忠実に走って阿下喜の駅へと至る。
(北勢線阿下喜駅にて)
三岐鉄道北勢線(以前は近鉄)日本では数少ない762mm軌間(ナローゲージ)の鉄道路線の一つであるという。路線は1914年(大正3年)、大山田(現在の西桑名)- 楚原間14.5kmに軽便鉄道として開業したという。そのレールは、まるで遊園地の電車のようである。
しばらくは北勢線沿いに走る。時より黄色い車両が走ってくるとカメラを向けてみる。いつかこの電車に乗り、写真を撮りに来たいなと思う。線路に沿った道は静かで、長宮の辺りまで走る。
長宮より大泉橋へ向かい、員弁川に沿って走ることにする。大社橋の袂で小休止。「やぶさめ公園」とある。大社とは、この橋の北にある猪名部神社のことのようで、春に開催される「上げ馬神事」は有名だそうだ。多度大社も知られているが・・・
(伊勢湾へ)
忠実に、忠実に員弁川の右岸を伊勢湾に向かって走る。名阪自動車道、JR関西本線、近鉄名古屋線、国道1号線と過ぎてゆくと海は近い。国道23号の町屋大橋の先で左岸に渡り、南下して伊勢湾へと出た。遠くには客船が・・・対岸には川越の火力発電所が見えた。
ここで若狭湾、琵琶湖、伊勢湾へとつなげたプチグレートジャーは完結。南米のチリ、ナバリーノ島から人類発祥の地、タンザニアまでつなげた関野吉晴さんのグレートジャーニーにはほど遠く、足元にも及ばないプランではあるが、身近なところで旅の原点となるような体験が出来たことが嬉しい。
帰り道・・・桑名市内をぬけ、養老鉄道の播磨駅よりサイクルトレインに乗車、大垣へと向かった。ささやかながら、一人で缶ビールを開け、旅の成功を祝した。
カヌー売り場の前で足を止めていると家内が一言「買ったら」、「・・・・・!」無言でした。
白山もレポート楽しみにしています。
コメント、ありがとうございます。
今回のプランですが、まったく特別ではありませんよ。道具さえ持っていればどなたでも・・・カヌーは異次元の世界・・・是非ともご一緒しましょう。
白山へも・・・