Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

自転車、登山、テレマークスキー、カヌー・・・そんな情報が満載ですよ!!

輪旅 荒城郷から恵比寿峠へ!

2012-06-15 10:15:02 | 自転車旅
《輪旅 荒城郷から恵比寿峠へ》
春合宿の二日目、古川より荒城川を遡って森部、呂瀬へと向かいました。
ここも飛騨らしい風景が残る素敵なエリアです。飛騨牛の肥育をする牛舎を幾つも見ながら、のどかな田舎道をトロトロと走って行きます。

呂瀬、標高は7〜8百あるのでしょうか、かつてロッセスキー場があったところです。昔、民宿をやっていたというお婆さんとお話しをしました。こんな田舎でも若い人で賑わっていたと・・・

荒城郷から恵比寿峠(トンネル)を経て丹生川へ・・・エアパーク、この飛行場より飛騨の高原野菜を都会へ!コストは大丈夫かしらん!?

高山市内へ・・・相変わらずの賑わい。高山ラーメンの「まさご」にて腹ごしらえを!そののち国府町経由で古川へ。飛騨は素敵・・・是非とも遊びにきてください。


(荒城川に沿って走る)
朝一、古川よりスタート・・・荒城川に沿って上流へ向かいます。国宝を抱えるという安国寺の下を通り、荒城神社で小休止。この辺りより、のどかな飛騨の風景が広がってきます。三之瀬より森部へ・・・山は新緑に・・・水田では田植の季節でした。


(飛騨の農村風景)
民家が途切れ、山間部に・・・まるっと山の中・・・緑と沢の美しさが嬉しい。かなり上がったところが呂瀬の集落・・・最奥の金山地区を含めても12軒ほどの集落だそうです。


(呂瀬 ロッセスキー場跡のロッジ)
平成16年にロッセスキーは閉鎖されたようです。今ではリフトの台座だけが残り、草の原となっていました。道の反対側には、当時のスキーロッジであったと思われる「清水山荘」という建物が残っていました。建物の横にはスキー立てが・・・

当時、民宿を開業していたというお婆さんとお話しを・・・ここは今でも2メートルの雪が積もる。市が除雪をしてくれるから心配は要らないが、もう年寄りしか住んでいない。スキー場があったころは、名古屋辺りからも若い人が泊まりに来てくれた。もう寂しいもんだよ・・・と!


(笠ヶ岳再興の祖 播隆上人も通ったとか)
新田次郎著「槍ヶ岳開山」に描かれる播隆・・・円空が開山したという笠ヶ岳を再興したのが播隆だそうだ。呂瀬より駒ヶ鼻峠を越え、現在の上宝より笠ヶ岳へ向かった道と記してありました。


(丹生川のエアパークにて)
折敷地へ・・・荒城川の上流となる木地谷渓谷にはダムが造られ、風景が変わっていました。恵比寿峠をトンネルで越え、大萱へ。もう一度坂を上って飛騨エアパークに・・・丹生川辺りで採れた高原野菜を軽飛行機で都会へ出荷・・・そんな構想で造られた飛行場だそうです。採算はクエスチョンのようでした・・・


(高山市内へ)
上野町の台地を通って三福寺町、高山市内へと入りました。桜山八幡宮の前をかすめ、一之町、三之町の古い街並みへ・・・忽然と観光客があふれ、都会のような雑踏に。この風景も飛騨の現実のようです。

高山ラーメンの「まさご」で腹ごしらえ・・・その後、宮川に沿って国府町、古川へと戻りました。



輪旅 飛騨古川から小鳥峠、河合へ!

2012-06-12 22:04:24 | 自転車旅
《輪旅 飛騨古川から小鳥峠、河合へ!》
ちょっと前ですが・・・
所属するクラブの合宿で飛騨を走ってきました。
飛騨の魅力・・・まだまだ紹介されていない魅力的な場所が多く残っているところ!
そんな所を探して走れることがとても嬉しい・・・

飛騨河合といえば「あぁ野麦峠」政井みねの出生地・・・桃源郷温泉~畦畑(うねはた)~小鳥(おどり)峠~小鳥山牧場~下小鳥ダム~保(ほ)峠~稲越(いなごえ)~湯峰峠~袈裟丸~古川市内~ホテル季古里へと走りました。

岐阜県は美濃の国と飛騨の国から・・・よって、飛騨方面へ遊びに行くことも多くあります。飛騨といえば古い町並みの高山市内、合掌造りの白川郷、天下の三名泉と云われる下呂温泉が浮かびます。しかし、ちょっと足を伸ばせば、素敵な場所が多く残っています。


(畦畑より眺める北アルプス)
今回は所属するサイクリングクラブの春合宿ということで、飛騨古川を訪れてみました。古川を基点に、旧の河合村、国府町、丹生川村を散策・・・ちょっと奥へ入れば、昔のままの飛騨が残っているように思います。

春のこの時期(晩秋もですが)、もう一つのお楽しみが白く雪で覆われた北アルプス(飛騨山脈)の遠望です。その美しい連山を眺めたときは、思わず徳をした気分になれます。今宵の宿となる「ホテル季古里 ぬく森の湯すぱーふる」からスタートしました。先ずは、畦畑より小鳥峠へ。

行き成りの急登に汗が噴出します。自転車を止め、上着を脱いで水をガブリと・・・振り返れば、白く格好良い山々が・・・笠ヶ岳でしょうか、それとも黒部五郎岳でしょうか、いづれも三角錐の整った形をしていますので見応えがあります。


(小鳥山牧場にて)
付いているギアを目いっぱい使い、這這の体で小鳥峠へ到着・・・先行者よりご褒美?の飴玉をいただきました。先ずは峠のお地蔵様に感謝を・・・お陰さまで無事に峠へ上がることができましたと!


この先は小鳥山牧場となっています。まだ放牧はされていませんが、緑の牧草地がとても綺麗です。民家もちょっとだけ・・・家の前の水田をトラクターで耕しています。田植の準備でしょうか・・・


(春になると住人が戻ってくるようです)

快適なダウンヒル・・・ソウツイ谷沿った道を快適に下って行きます。まだ新緑には早いようで、葉を落とした自然林の中を豪快に走って行きます。渓流釣りでしょうか、河原には人影がちらほら・・・アマゴでしょうか、それともイワナでしょうか。

頭上に東海北陸自動車道の橋梁が見えたところで県道に・・・そこを右折して下小鳥ダムへ向かいます。クルマも少なく快適なサイクリングが・・・仲間との会話も弾みます。小鳥ダムといえば河豚(かわふぐ)の養殖で有名・・・フグと云ってもナマズ、正式にはアメリカ・キャットフィッシュというそうです。


ロックヒル式のダムサイトを通り、保峠を目指します。ここも静かなコースでのんびりランが楽しめます。一汗かいて着いた峠には、やはりお地蔵さんが祀られていました。


(河合・稲越の集落)
峠を下ったところが稲越集落・・・谷の向うには白い山々が遠望できます。稲越・・・もう十数年も前でしょうか、集中豪雨の被害を受け、いたるところの沢が土砂で埋まっていました。もうその痕跡もありませんが・・・

湯峰峠は割愛し、真新しいトンネルを抜けます。下り立った集落・・・信包はどう読むのでしょうか。更に下って宮川を渡り、国道41号を右折して袈裟丸へ。山裾の静かな道を辿って古川市内へ向かいます。まだ一月ほど前、古川祭りの「起し太鼓」を見に来たばかりなのですが・・・


(古川・瀬戸川の風景)
何度も言っていますが、古川は私が岐阜県内で一押しの町です。その街並みの風情は心を癒してくれます。祭りも最高、地酒も最高!?・・・先ずは鯉で有名な瀬戸川べりを散策・・・男ばかりでも絵になります(笑)

石畳の先は荒城川・・・川沿いある割烹旅館「八ツ三館」へも寄ってみました。何度も映画のロケ地にも使われている老舗旅館で、明治の時代、飛騨の女工さんたちが諏訪、岡谷の生糸工場へ向かう時、家族と最後の食事を取った場所でもあるそうです。門に立つ番頭さん?からちょっとだけ話しをお聞きしました。いつかは泊まってみたいなと・・・

和蝋燭で有名な三嶋屋さんはお休み・・・祭り会館前の飛騨牛コロッケのお店もお休み・・・連休後は閑散としていました。お旅所?に置かれた起し太鼓を思いっきり叩く・・・ちょっとした感動でした。


(地酒は蓬莱と白真弓)
飛騨エリアには九つほどの造り酒屋があります。古川には二つの酒蔵が・・・「蓬莱」の渡辺酒造と「白真弓」の蒲酒造・・・いずれも老舗中の老舗・・・歴史ある建物、仕込み水は荒城川の伏流水、酒米は飛騨誉、杜氏は???、それに女将さんは美人とくれば、出来上がるお酒は絶対に美味いやさぁ!
それぞれの蔵で一押しの生原酒を仕入れたのはいうまでもありません。今宵の宿の酒宴?用に・・・


(ホテル季古里にて)
今回の宿は季古里さん・・・洒落たホテル形式の宿です。もちろんお風呂は温泉、併設された「ぬく森の湯・すぱーふる」も利用できます。キングサイズ?のツインベッドルームへ男二人は寂しすぎますが!洗練された料理にも大満足・・・

恒例の反省会・・・とは名ばかりで、二次会は部屋で開催。今日の成果を肴に、飛騨の地酒を堪能しました。


山旅 奥美濃の蕪山へ!

2012-06-11 21:24:33 | 登山
ちょっと前ですが、板取の蕪(かぶら)山へ行ってきました。
標高は1068㍍、まったくの低山ではありますが、眺望は抜群、春の訪れを満喫してきました。

見える山々・・・御岳、乗鞍岳、穂高連峰、笠ヶ岳、黒部五郎岳など。
蕪山の魅力は株杉・・・その樹齢は何百年!??・・・なにも屋久島まで行かなくても板取の巨大杉からパワーをいただけるようです。

ロボット雨量計はご存知でしょうか。アメダスなどまだ無かったころ、気象観測はロボット雨量計に頼っていました。全国に設置された計器よりデータを集め、気象予報に役立てていたようです。今では撤去され、その残骸すらありませんでした。

この次期の低山の魅力・・・それは新緑につきます。あのなんとも言えない色合いは心をなごましてくれます。


(株杉)
21世紀の森というのでしょうか、ちょっと不思議なエリアです。株杉と呼ばれる巨木が林立していました。屋久島へは行ったことがありませんが、縄文杉、ウィルソン株にも負けないくらいのオーラがありました。一見の価値ありです。


(新緑の登山道)
蕪山へはもう何度も登りました。新緑のころや晩秋にはお勧めの場所です。アクセスもとても楽な場所です。ルートは二つ・・・株杉から尾根を辿るコースと、奥牧谷の沢を行くコースと。以前、沢のコースは荒れているとの情報でしたが、今はどんなんでしょうか。


(頂上の風景)
このコースのありがたいところは、自然のままの広葉樹林を行くことです。冬の落葉から春の新緑へ・・・自然の移り変わりを楽しめるところが魅力です。全国、どこへ行っても杉の植林ばかり・・・なぜでしょうかね。

急な斜面を行くジグザクが終れば快適な尾根歩きに・・・カタクリの花が咲いていました。萌黄色の新緑に癒されながら、たわいの無い仲間とのお喋りがとても嬉しくあります。


(乗鞍岳遠望)
ちょっとしたコブを乗り越せば最後の登りに・・・明るくなったところが頂上でした。昔!?頂上は木々に囲まれ、展望はイマイチ・・・南端には、ロボット雨量計の古びた建物があったように記憶があります。今では、回りの雑木は狩払われ、360度の展望が楽しめる山となっていました。

西に伊吹山、白山。北には黒部五郎岳、笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高連峰、乗鞍岳、御岳へと。南東には恵那山が霞んで見えました。


(素敵な仲間達)
登頂のお楽しみは昼食・・・参加の皆さんより手作りの品々がわんさかと・・・至福のひと時でもあります。お喋りが盛り上がるのもこのひと時・・・山の魅力は尽きません。

現在、登山と自転車を中心にアウトドアを満喫しています。ちょっとお休みではありますが、スキー(テレマーク)とカヌーも忘れたわけではありませんが。やはり自然の中で遊ばせてもらうのが一番性に合っているようです。