続けてもう一冊。
◆ 頭のうちどころが悪かった熊の話 安東みきえ著
なんともタイトルのヘンな本です。
これは読売新聞の小泉今日子さんの書評を読んで、興味がわいて読んだ本です。
この本は7つの短編の動物寓話、児童書です。
動物の寓話というと小学校の時に読んだ「椋鳩十集」を思い出します。
ストーリーは覚えていませんが、読んだ後温かい気持ちになった事は記憶に残っています。
(著者も第11回椋鳩十児童文学賞を受賞していました。)
私が印象に残ったのは『ヘビの恩返し』です。
ヘビのお父さんは子ヘビに教えなければならない事がたくさんあります。
「この実はカコの実といってな、ぼうや。毒の実なんだ。この実を食べると一生、過去のことしか考えられなくなるんだよ。」
「絶対食べるんじゃないぞ。」と言っておきながら、お父さんヘビは誤ってカコの実を食べてしまいました。
そしてお母さんヘビもまた「ミライの実」を食べてしまい、未来の事しか考えられなくなってしまいました。
過去しか考えないお父さんヘビ、未来しか考えないお母さんヘビ。
「今のぼくをきちんと見ろよ。親だったら正面きって向き合えよ」
ヘビの子どもは怒ります。そして・・・

時間が経ってからまた読み返したいと思う一冊です。
◆ 頭のうちどころが悪かった熊の話 安東みきえ著
なんともタイトルのヘンな本です。
これは読売新聞の小泉今日子さんの書評を読んで、興味がわいて読んだ本です。
この本は7つの短編の動物寓話、児童書です。
動物の寓話というと小学校の時に読んだ「椋鳩十集」を思い出します。
ストーリーは覚えていませんが、読んだ後温かい気持ちになった事は記憶に残っています。
(著者も第11回椋鳩十児童文学賞を受賞していました。)
私が印象に残ったのは『ヘビの恩返し』です。
ヘビのお父さんは子ヘビに教えなければならない事がたくさんあります。
「この実はカコの実といってな、ぼうや。毒の実なんだ。この実を食べると一生、過去のことしか考えられなくなるんだよ。」
「絶対食べるんじゃないぞ。」と言っておきながら、お父さんヘビは誤ってカコの実を食べてしまいました。
そしてお母さんヘビもまた「ミライの実」を食べてしまい、未来の事しか考えられなくなってしまいました。
過去しか考えないお父さんヘビ、未来しか考えないお母さんヘビ。
「今のぼくをきちんと見ろよ。親だったら正面きって向き合えよ」
ヘビの子どもは怒ります。そして・・・

時間が経ってからまた読み返したいと思う一冊です。