ワイドショー化する「いじめ自殺」

いじめ自殺「予告」の手紙、文部科学省に届く(朝日新聞) - goo ニュース

　文部科学省は７日未明、「いじめが原因で自殺する」という内容の男の子が書いたと見られる手紙が同省に届けられたと発表した。

記事はこの後も続いているが、要するに「自殺予告」を受けた関係先が慌てている、という事。
「どうしてこんなモンを文科省に送ってくるんだ。「豊」のヒントだけで差出人を探せるわけ無いだろう・・・かと言って無視していたら後で世間からどんな非難を浴びるかわからない。
こちとら教育基本法の改正案で忙しいんだから、自分の通う学校にでも送ればよかったんだよ・・・もういい加減にして欲しい！」

今頃は文科大臣あたりが、こんなこと考えていそうな気がする。
送られたほうも迷惑だが、送ったほうはどうなんだろうか？
記事によると関係先に7通も作成されている、この「遺書」はやはり覚悟の上なのだろうか・・・。
普通なら遺書を書いている途中で気が変わったり嫌になって止める事が多いと、何かで聞いたことがあるが、7通書き上げる程の決意を持った行動なのだろうか。

以前テレビで言っていた。
「こう自殺・・・特にいじめ自殺の遺書やふがいない学校、そしていじめた生徒がワイドショーで話題になると、いじめられている子供がマスコミに「復讐」して欲しくて自殺したりするケースが増えてくるのではないか」
まさにその通りになった。

この遺書を送られたことで、大人たちは大騒ぎ、今まで放置を決め込んでいた学校長は内心焦り・・・今更マスコミに名乗り出る訳にも行かないから・・・おっと、行く末は校長も自殺か～～？

「いじめ」についてニュースとして報道してもらうのは、もちろんOKだけど、方向を間違えたり、行き過ぎた報道で、こういうケースがホントに出てきた。
これで完全にマスコミは「復讐マシーン」に成り下がってしまった。
今後、何人もこのパターンが出てくるだろう。

だって手紙1通でマスコミがテレビで何度も何度も繰り返し放送して、自分をいじめた相手・・・特に能無しの教師に対して「復讐」してくれるんだもん♪こんな便利な「復讐マシーン」は他には無いだろう。

もしも、みすきが苛められている子供だったら、絶対この手を使うだろう・・・たぶん本当には自殺はしない・・・かな？・・・状況にもよるが。

この手紙の差出人が自殺を予告しているが、みすきは「自殺なんてしてはイケナイ」と言いたい。
どこかの学校のおバカな校長が２人も自殺したけど、あれを大人の「悪い手本」とみて、思いとどまって欲しいと思う。


この件に対して、そして今後の「いじめ自殺」に関するマスコミの対応に、しばし注目してみたい・・・と思ったみすきでした。