走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

相談相手

2019年04月05日 | 仕事
我が家は実家の暦に合わせ、ひな祭りを4月3日にお祝い。と言うことでチラシ寿司(買い物にもいかず家にあるものでパパっと作ったのでしょぼい具材)。家族の大好物です。



お雛様お勤めご苦労様。これからも娘を守ってやってくださいませ。



人生で困った時にどうしますか?誰に相談しますか?家族、友達、上司???
不安症がある患者から電話が入ります。バンクーバー島へ引越ししますと。え?いつ?どうして?

なんでも家賃が高くて生活していけないから賃貸物件が安い島へ引越しすると。でも問題が、、、。新患を受け入れてくれる家庭医やナースプラクティショナー(NP)がいない。処方箋をどうして良いかわからない、と。

私に診察なしでずっと処方して欲しいと。いえいえそれはできません。彼女は困ります。バスかタクシーで行ける圏内の街で家庭医を探す手もありますよ、と伝える。

私に診察してもらうために乗るフェリー代も、近隣の街の家庭医に診てもらうためのバス代もタクシー代もない、と言います。

賃貸料だけでなく生活全てにかかる諸経費を考慮した方が良いと思いますよ。早急の答えを出さず、ゆっくり考えたらどうですか?と話す。今の賃貸料で困っているのなら、ここに連絡して、、、と話は続きます。

人間、状況を客観的に考える事は重要。しかし不安症のためそのプロセスがこんがらがる事も。そう言う時に思いや考えをバウンス(相談する)させる事が出来る人がいるかどうかはかなり大きい。コーチング、、、、私の患者層を診る時にとってこんなスキルも大切です。

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