声を上げて要求を伝えるのは大事なこと。今回は医師たちが行いました。地元のニュースはこちら。
要求している内容は、根本的な資金の不公平さ。
バンクーバーが一番人口の多い都市と誰もが思うのですが、それは昔のこと。グレーターバンクーバーと呼ばれる都市圏で一番人口が多いのは今ではサーレーなのです。土地価格高騰で人口は周囲に動き、バンクーバー市は減少傾向だから。しかし医療費の分配は変わらず不公平と言う結果を招いている。
サーレーは看護師時代に働いていた街。まさにこのニュースに出てくる病院で働いていました。病院の規模はどんどん大きくなり、それでも支えられない人口増加を南にもう一つ病院を建てると発表が数年前にありましたが着工には至っていません。
このニュースに出ているように心筋梗塞の診断に使われる心臓血管造影はこの病院ではできず、川向の病院へ搬送しなければならない。カナダでは病院機能の分担シェア(経営効率化のため)を以前から行っていますが人口の流動に追いついていないのが実情。問題ですね。その上昨今はスタッフ不足で開けることができない病床があったり、医師がいてもそれを支えるスタッフ、建物、物品、流通と拡大もお金だけでは解決できない問題がたくさんある。
しかし、医師がこのようなデモンストレーションに出るってあまりないこと。それほど深刻だと言うことか、、、、。ま、各病院の救急室の待ち時間を見れば一目瞭然。病院機能だけではなくMRP(家庭医とプライマリーNP)不足からの連鎖反応もあり機能していないのが明確なのだ。