走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

コスパの良い教育方法

2019年07月26日 | 仕事
シンポジウムで大学側の予算が減らされている中、どうやって質の高い教育を行っていくか?と言う質問に対して押尾氏が、7人に対して講義をするのもインターネットを使って300人に抗議するのも同じ。大学院の乱立よりインターネットなどを駆使して集約して授業をする事でコストを抑えると話していた。

私もそう思う。今回大学院へシンポジウムの招待状を送るために5人で40校ずつ連絡先を調べた。その際ついつい大学院の定員や授業内容やメッセージを読んでわかったが、修士博士合わせて募集人員10人以下のところが殆ど。もちろん修士以上は大量生産するものではないので募集人員が少ないのはわかる。

では押尾氏が言っていたような大学の壁を超えた合同授業みたいなものをしているところはどれくらいあるだろうか?

学士レベルで学部を超えた共同授業はよくある。例えば解剖生理は看護学部に限らず、サイエンス系の生徒が300人ぐらいで受講する。

修士以上になると自分の大学外の授業も受けることができる。私はCNSコースにいた時、エレクトでマニトバ州の大学の授業を受けた。全てがオンライン。課題やディスカッションもオンライン。グループプロジェクトもオンラインで行った。グループの中に東海岸、オンタリオ州にBC州とまさにカナダ横断でした(この経験からオンラインで日本後援会の活動ができると考えた)。今年修士を終えた長女はアメリカの大学のエレクトコースを受けた。

専門的になればなるほど分母が小さくなる。キャッチメントを大きくしてコスパを保つ。これが北米で行われている策だ。それに大学が違うと、特に私の受けたのは看護学部に限らなかったのでカウンセラーやソーシャルワーカーや理学療法士など違う分野の考え方がわかるチャンスにもなり、得るものが大きかった。まさにクロスカルチャーラーニング。日本でも取り入れると良いと思いますよ。海外の大学と提携するとか?!



実家に滞在中に咲いた月下美人は10以上。勉強会を終えて夜遅くに帰ってくると、母が部屋に生けていてくれました。甘く妖艶な香りでした。母のこのような気遣い。惚れなおしてしまう〜

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